anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋 ⑧

2022年作品、ジェニファー・ケント監督、エシー・デイヴィス アンドリュー・リンカーン出演。

第8話 ざわめき

鳥類学者のナンシー(エシー・デイヴィス)とエドガー(アンドリュー・リンカーン)の夫妻は、集団で群れをなす習性をもつハマシギの研究をしていた。 2人はハマシギ研究のため、準備していた調査旅行を敢行する。
小さな離島に滞在する予定の2人に、管理人が気を利かせて空き家になっている屋敷を寝床に提供してくれることになる。 日々、野鳥の研究に取り掛かる中、仲の良い夫婦なのだが、ナンシーはエドガーに対してどこか心理的な距離感をあらわにしていた。
そんな中、ナンシーは屋敷の中から不思議な声や人影を見聞きするようになる。 同時に屋根裏部屋でハマシギが群れで低木に止まるというかつてない瞬間に立ち会うのだった。
その後も、声や人影を見聞きしていたナンシーは、次第に屋敷に住んでいた家族について興味を持ち始める。 屋敷で見つけた手紙から、屋敷で暮らしていた女性は、既婚者との間に子どもを身ごもり、屋敷で息子と2人で暮らしていたことが明らかになる。

監督はジェニファー・ケント、「ナイチンゲール」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/03/24/180000 を記事にしています。
ナンシー役をエシー・デイヴィス、「アサシン クリード」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14786462 に出演していました。
アンドリュー・リンカーンは、「ラブ・アクチュアリー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/10833775 に出演していました。

夫は映像を、妻は音声を、それぞれ分担して鳥類の生態を観察している2人、視覚的な動画の方に皆興味を惹かれますが、地道に音を取っている妻にも夫はスポットが当たる要配慮していますし、お互い認め合い、尊敬し合う夫婦と思われる冒頭でした。 しかしあることで、実は大きな精神的な傷を持っている2人ということがわかり、そして観察のためにきたこの貸家にある曰くがあったことがわかります。

このシリーズの最終話でしたが、八本どれもしっかりとした監督、役者さんが参加した力の入ったシリーズでしたね。 評価も良く、シーズン2の制作も、デル・トロのやる気次第でしょうね。 私はもちろん続けて欲しいところですが。