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対峙

2021年作品、フラン・クランツ監督、リード・バーニー アン・ダウド ジェイソン・アイザックス マーサ・プリンプトン ブリーダ・ウール カゲン・オルブライト ミッチェル・N・カーター出演。

アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が発生する。多くの生徒が殺され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。 6年後、ジェイ(ジェイソン・アイザックス)とゲイル(マーサ・プリンプトン)の夫妻はいまだに息子の死を受け入れられず、事件の背景にどういう真実があったのか、何か予兆はなかったのかという思いを募らせていた。 夫妻はセラピストの勧めで、加害者の両親であるリチャード(リード・バーニー)とリンダ(アン・ダウド)に会って話をする機会を得る。 教会の奥の小さな個室で、立会人もなく顔を合わせた4人はぎこちなく挨拶を交わす。 そして、ゲイルの「息子さんについて何もかも話してください」という言葉から、誰も結末が予測できない対話が始まる。

監督はフラン・クランツ、監督デビュー作ということですね。出演者としては、「ダークタワー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15361497 ですね。
ジェイ役はジェイソン・アイザックス、「ミセス・ハリス、パリへ行く」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/23/060000 に出演でした。
マーサ・プリンプトンは、「モスキート・コースト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14255551 に出演していました。
リード・バーニーは、「ロストガールズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/18/060000 に出演でした。
アン・ダウドは、「ヘレディタリー/継承」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15785836 に出演でした。

今作はアメリカで近年多く起こっている、銃乱射事件、それも幼い学生が起こした事件のその後の物語ですね。 加害者の両親と、被害者の両親、どちらの生徒も亡くなっていますし、6年経ってもお互いの心の傷は一向に癒えることはありません。 一触即発のような気もしますが、どうしてこの両夫婦は会うことになったのか?
初めはどちらが加害者で、どちらが被害者かわかりませんが、会話の流れでわかってきます。 そしてどうしてこのような場を持ったのか? それがわかるにつれ見ている側もいたたまらなくなります。 ラストは一旦終わったと思いますが、じっくりと最後まで見せ場があります。
しかしこういう事件が起こらないよう、ただただ祈るばかりです。