1980年作品、ピーター・メダック監督、ジョージ・C・スコット トリッシュ・ヴァン・ディーヴァー メルヴィン・ダグラス ジーン・マーシュ バリー・モース ジョン・コリコス マデレーン・シャーウッド出演。
ジョン(ジョージ・C・スコット)は、作曲家で大学の講師をしていた。 彼の仕事柄、毎日ビアノが弾ける家が必要だったので、歴史保存協会に勤めているクレア(トリッシュ・ヴァン・デヴァー)の紹介で、人里離れた屋敷に住むことになった。 彼は数カ月前に妻と娘を事故で失ったばかりで、その辛い出来事を忘れるためにも作曲に専念した。
ある日、ふと鳴らないキーがあることに気がつき調律をしようとするが、部屋を出るとビアノがひとりでに無気味な音をたてた。 コンサート会場でクレアと会ったジョンは、会場でスビーチをするカーマイケル上院議員(メルヴィン・ダグラス)の演説に聴衆たちが聞きほれているのを見た。 朝、ジョンは目をさますと、天井の方で騒がしいドーンドーンという音が鳴り響くのを聞いた。 そして浴漕の蛇口からは水が溢れ出た……。
次々とこうして起こる不可解な現象に異常を感じたジョンは、屋敷を調べ直し、鍵がかかったままの部屋を発見し、そこに子供の車イスを見た。 クレアに協力してもらい、1967年に、この屋敷がカーマイケル財団に購入されたものであることをつきとめたジョンは、ぺンバートン博士(バリー・モース)に相談し、霊媒者を紹介してもらう。テーブルが用意され、霊媒が始まった。 霊媒者であるレア(レン・バーンズ)とアルバート(エリック・クリスマス)のハーモン夫妻により、霊が子供のものであることが明らかにされた。 さらにその声は自分をジョセフ・カーマイケルと名のり井戸にうめられていることことを告げた。
監督はピーター・メダック、「スピーシーズ2」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14476697 を記事にしています。
ジョージ・C・スコットは、「冷たい月を抱く女」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/24/180000 他、いくつかの記事に作品歴があります。
トリッシュ・ヴァン・ディーヴァーは、「イルカの日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/28/180000 に出演でした。
同じ題名のクリント・イーストウッド監督作品を見ていましたが、実はこちらも見たかった作品でした。もちろん全く違う作品です。
本格的なミステリーサスペンスでしたが、ホラー、心霊要素が、それを邪魔しない感じの設定は見事でしたね。 主人公の家族の悲劇から始まりますが、そんな境遇なジョンがこの屋敷に呼ばれた、そう考えるべきでしょう。
そしてジョンの決着の付け方がまた無理のない、見事な感じでした。しかし根本はなんとも悲しい物語でした。







