れっきとした学歴を持ちながら、管理された社会を嫌うアリーは、強い信念に従い、妻(ヘレン・ミレン)、長男チャーリー(リヴァー・フェニックス)、次男ジェリー(ジャドレーン・スティール)、それに可愛い双子の娘エイプリル(ヒラリー・ゴードン)とクローヴァー(レベッカ・ゴードン)の5人家族と暮していた。
ある日彼は長男にある発明品を見せた。 それは電気を使わず氷を作る装置だった。 そしてすぐにそれを今の雇い主に店に行くのだが、彼の今の仕事は農場の管理、しかし発明に没頭する彼は農場の植物を腐らしてしまい、言い合いになってしまう。
しかし、この発明ができたことで、彼は自分の理想の生活を、家族を連れてすることを実行に移すのだった。 チャーリーは、ある日父の机の上に地図が置かれ、そこにまるく書かれた地 “モスキート・コースト” を見つけ、父の決断を予感するのだった。
早速、アリーは発明の才を生かし、豊富な木材などを利用して生活必需品を次々と作っていく。 総力を尽くして働くアリー一家。ホンジュラスの町で雇った案内人のハディ(コンラッド・ロバーツ)や、ジャングルに住む現地人達も、アリー一家に力を貸していく。 アリーはかねてからの夢だった栽培用の種子を保存するための氷を作る、巨大な製氷器を建造する。
しかし、開拓を続けるアリー一家の前に、ある日、武装した3人の男達が現われた。そして一向に立ち去ることをしない3人に危機感を抱いたアリーは、ある計画を立てるのだった…
監督はピーター・ウィアー、「刑事ジョン・ブック目撃者」 「トゥルーマン・ショー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4047119.html の監督ですが、やはり一番は 「いまを生きる」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11768797.html でしょうね。
そして夫に必死について行く奥様役になんと、ヘレン・ミレンなんですね。 30年前という事で若いんですが、しっとりとした役、夫を支える健気な役をこなしています。まあ今は強い役が多いんですが、こういう役もするんだなあという印象でした。
順調に進んでいたと思われた大自然との共生生活でしたが、この3人が現れてから、歯車がすべて狂って行きますね。 自然との共存というのは、簡単ではないですよね。 大雨も来るし、干ばつも起きる。 そして何より、子供たちがかわいそうですね。
それでも子供たちは途中までは必至について行くんですが、たった一つ失敗があったとしたら、子供に嘘をついたことですね。 もうその時点で、アリーが崩壊していってしまいます。
アリーの気持ちは分かるんですが、理想と現実は違うのと、彼の中で自然というものに対して人間の知恵を過信していました。 悲しい終わり方と、ラストがちょっと乖離していた作品でした。
アリー一家
氷を作るアリー
そして家族はある決断を
そしてホンジュラスのモスキートコーストへ
しかしそんな家族はある出来事を境に