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我々の父親

2022年作品、ルーシー・ジュルダン監督。

精子提供により一人っ子として生まれ、ずっと兄弟や姉妹が欲しいと思いながら育ったジャコバ・バラード。 ある時、彼女はDNA検査キットの結果から自分に異母兄弟がいることを知る。 しかし、その数は1人どころか7人と、不妊治療の掟を打ち砕く驚きの数字だった。 お互いの存在を知った異母兄弟たちは、自分たちの奇妙な家系図をたどるうちに、おぞましい真実を知ることに。 それは、自分たちの親の不妊治療を行った医者が、同意はおろか、事実を知らせることもなく自らの精子で受精を行っていたというものだった。

しかし、それはあるまじき不正の闇の序の口にすぎず、バラードと兄弟姉妹たちが正義を求めて深掘りしていくうちに、想像だにしない身の毛もよだつ背任行為の実態が明らかになっていく。

監督はルーシー・ジュルダン、初めて見る監督ですが、これはショッキングなドキュメンタリーを撮りましたね。

不妊に悩む世の女性、夫婦は多くいらっしゃると思います。 そういう題材を取り上げた映画、https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/19/060000 という邦画もありましたが、そんなほっこり系のドラマではなく、今作は悍ましいある婦人科医を追ったドキュメンタリーでした。
普通、不妊治療は夫の精子を妻の卵子に着生させるのが技術だと思いますが、この州ではドナーということも認められています。 しかしそのドナーは、若く健康な被験者であり、基本は夫の精子が第一優先となります。 しかしまさかその医師自らの精子を無断で、使っていた。それも治療直前に自慰行為をしたモノを。
同じことをされた女性が出るわ出るわ、もちろん生まれて来て成人になった子供たちがDNA検査を受けて初めてわかるんですね。 しかしこの医師はある団体に属し、世間的には地位も名誉もある男でした。 悍ましいドキュメンタリーでしたね。