2022年作品、柴山健次監督、玉山鉄二 深川麻衣 音尾琢真 団長安田出演。
かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で、一躍脚光を浴びた「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹(玉山鉄二)。 バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長(高橋和也)に背負わされた借金を返すためだけに生きてきた。 必死に働き、完済し、気付けば40代に。
夢も、恋も、何もかも諦めた日々を過ごすだけのある日、母親(かとうかず子)の友人(音尾琢真)から写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、撮影を通して、忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。 もう一度やり直そうと、上京して、住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まっていた。 住人たちと過ごす時間の中で、「心より欲しているものは何か」を見つめなおそうとする。
監督は柴山健次、作品は初めて見る監督ですね。
主演は玉山鉄二、「亜人」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15170685 に出演していました。
深川麻衣は、「僕と彼女とラリーと」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/10/19/060000 でも好演でした。
音尾琢真は、「決戦は日曜日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/01/13/060000 に出演していました。
リアルな作品でしたね。 バブルに踊った人間の中で、莫大な借金を背負い、苦労したり、この世から消えた人間もいたことでしょう。 また巧みに立ち回り、生き残り強かに生きている人間も。
そして現代には、閉鎖的な現実に喘いでいる人間たちもまたいて、そんな人たちがシェアハウスで出会ったことから、新しく人生が動いていく、なかなか面白いお話でした。