anttiorbの映画、映像の世界

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かそけきサンカヨウ

2021年作品、今泉力哉監督、志田彩良 井浦新 鈴鹿央士 中井友望出演。

幼い頃に母が家を出て、ひとりで暮らしを整えられるようになっていった陽(志田彩良)は、帰宅してすぐに台所に立ち、父(井浦新)とふたり分の夕飯の支度にとりかかるのが日課だ。
ある夜、父が思いがけないことを陽に告げる。「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」
ふたり暮らしは終わりを告げ、父の再婚相手である美子(菊池亜希子)とその連れ子の4歳のひなたと、4人家族の新たな暮らしが始まる。

新しい暮らしへの戸惑いを同じ高校の美術部に所属する幼なじみの陸(鈴鹿央士)に打ち明ける陽。 実の母・佐千代(石田ひかり)への想いを募らせていた陽は、それが母であることは伏せたまま、画家である佐千代の個展に陸と一緒に行く約束をするが・・・。

まさに今泉作品ですね。
監督の今泉力哉作品の近作は、「mellow メロウ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/26/060000 も良かったですね。
主演は志田彩良、上記作品で好演をしましたね。 主演抜擢ですね。
父役は井浦新、「シュシュシュの娘」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/28/060000 に少し出演、でも重要な役どころでした。
美子役は菊池亜希子、「森崎書店の日々」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13296761 で初主演をしていましたが、今回は幼い娘を抱えるシングルマザーでしたね。 でも今作でも良かった!

物語は、美術部に在籍している高校生の陽、母とは幼い頃に別れ父との二人暮らし。 家事は彼女が結構彼女がこなしています。 しかしある日、父に恋人ができ再婚を前提に同居をしたいと言い出します。 美子という綺麗な女性に、ひなたという4歳の女の子、陽はいきなりお姉ちゃんになるのでした。 美子は明るく、裏表がない性格のようで、それでいて陽には気を遣ってくれますが、ひなたはヤンチャな盛りでした。
同じ美術部の陸は、父が海外にいることが多く、家では母と父の母との暮らしのようです。 そんな陸は心臓にある欠陥が見つかり、手術を近々受けることに。 今までやっていたサッカーを辞め、美術部に入ります。 そんな陸に祖母は気を使いすぎるほどに世話を焼き始めますが、そのとばっちりを母が受けていることに、陸はちょっと嫌な感じがしていました。

今作は陽と陸、お互いの家族が基本描かれますが、実は二人の友人たちがいい感じを出しています。 特に、母子家庭の鈴木沙樹役の中井友望が良いんですよね。 陽とも仲はいいんですげ、バイト先の喫茶店でよく会う陸の相談に乗り始めるところがなんか危なっかしくもあり、それでいて優しく、ぶっきらぼうで、そんなぎこちないところがたまらなくいいんですね。 バスケットゴールのシーンは無性に可愛いんですよ(^^)
今泉監督、また人材発掘ですね。

 

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5人は仲がいい

 

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父は新しい家族の提案をする

 

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陽と陸は美術部に

 

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そしてある展示会に

 

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感情が爆発する陽

 

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でも幼いひなたは必死に

 

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美子を「お母さん」と呼ぶと

 

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