anttiorbの映画、映像の世界

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こちらあみ子

2022年作品、森井勇佑監督、大沢一菜 井浦新 尾野真千子 奥村天晴出演。

広島に暮らす小学5年生の女の子・あみ子(大沢一菜)。 ちょっと風変わりなあみ子は、優しいお父さん(井浦新)、一緒に遊んでくれるお兄ちゃん(奥村天晴)、書道教室で教えておりお腹には赤ちゃんがいるお母さん(尾野真千子)、憧れの同級生のり君(大関悠士)など、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。

そんなあみ子のあまりに純真無垢な行動は、周囲の人たちを否応なしに変えていき……。

監督は森井勇佑、初めて作品を見る監督でした。
あみ子役は大沢一菜、オーディションでこの役を射止めたということですね。
父役で井浦新、「恋する寄生虫」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/26/060000 に出演していました。
母役は尾野真千子、「サバカン SABAKAN」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/08/24/060000 でも母親役でしたが、全く違った母親像でした。

主人公のあみ子ですが、ただ自由奔放というより、そういう彼女のある面を家族はなんとなくわかっていたのでは? 広島の片田舎という設定もあり、あまり躾にうるさくない両親というよりも、この子には通用しないというか、物事を吸収する能力に欠けている、順応力がない。 アスペルガーじゃないかな? と思う主人公でしたが、それを深く気にしないというか気にかけたくない家族、母親は再婚後の母で、一番理解しているのが兄なんですが、ある事件から兄も変わってしまうんですね。


あみ子の衝撃てな行動で、家族が崩壊していくのは、ちょっと痛々しく、ラストは幻想的な中、悲しいところでしたが。