2017年作品、マイク・フラナガン監督、カーラ・グギーノ ブルース・グリーンウッド ヘンリー・トーマス キアラ・オーレリア出演。
夫のジェラルド（ブルース・グリーンウッド）と妻のジェシー（カーラ・グギーノ）は夫婦関係がマンネリ化してきたことを解消するために郊外の山小屋へやってきた。 ジェラルドはこの日と特別な日にするために食事から夜の性生活まで特別な準備をしていた。 その一つが妻との手錠プレイでだった。
はじめは頑張っていたジェシーだが、途中で耐えられなくなり、ジェラルドに中止をお願いする。 いつしか口論になってしまった二人だったが、ジェラルドが服用したバイアグラの副作用で心臓発作を起こして死んでしまう。
残されたジェシーは一人ベッドにつながれたままになってしまうのだった。
助けを呼ぶも山の中で誰もいない。 むしろいるのは飼い主のわからない犬だけだ。
ほどなくして疲労と脱水によって意識が朦朧としてきたジェシーの目の前に突然ジェラルドの幻影が現れる。 なんとかして手錠を外そうとするジェシーだが、突然手錠が外れてしまう。
勝ち誇った彼女だったが、なんとそれは自分自身が見ている自分の幻影なのだった。
スティーヴン・キング原作ですね。
監督はマイク・フラナガン、「ドクター・スリープ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/20/060000 を撮っていますね。
主演のジェシー役はカーラ・グギーノ、「エリザベス∞エクスペリメント」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/07/22/180000 に出演していました。
夫のジェラルド役はブルース・グリーンウッド、監督と上記作品でも一緒でしたが、 「ペンタゴン・ペーパーズ／最高機密文書」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15458897 にも出演していました。
物語は、ある夫婦が旅の準備をしているところから始まります。 妻は新品の下着をバッグに詰めていますが、夫は何故か手錠を2本準備して車で出かけます。 郊外の山小屋に着いた二人、妻は早速新品の挑発的な下着をつけ、ベッドに横たわります。そして夫は何か錠剤を飲み、手錠を出し妻の両手とベッドの柱につけ、妻を動けなくします。
二人は普通の生活が行き詰まってきていることから、ここで特別な夫婦の時間にするためにやってきたのでした。 しかし、妻はやはりこんな形でのSEXは嫌だと思い外してほしいと懇願します。 これではレイプじゃないか、という感情になってしまったからでしたが、その時夫は急に心臓を抑え苦しみ出し、倒れてしまいます。 夫はバイアグラを飲んだことで心臓麻痺を起こしてしまったのでした。
どうやっても動けないジェシー、その時空いているドアから入ってきたのは、さっき肉をあげたどこかの首輪をした飼い犬らしき犬でした。 しかし空腹らしいその犬は、なんとジェラルドの腕に噛みつき、食べ始めます。 あまりの悍ましい光景に叫び声をあげた時、ジェラルドが立ち上がります。 それは霊？幻？彼女の精神状態がおかしくなっていきますが。
今作は舞台劇のような感じですね。ほとんど二人だけで物語は進行していきます。 どうやったらまずは生き延びていけるのか？ そしてどうやったら手錠を外せるのか？ この後出てくる自分の幻影、自分の深層心理のようなそのもう一人の自分と量る脱出劇となっていくんですね。
何か怖いような心理サスペンスですね。
