2021年作品、阪元裕吾監督、伊能昌幸 上のしおり 吉井健吾 松本卓也出演。
2018年、女子二人組の殺し屋を描く新作映画「ベイビーわるきゅーれ」のシナリオに取りかかる阪元監督は、関西殺し屋協会という殺し屋ビジネスネットワークがあると知り、作品作りの参考にするため取材を申し込む。 協会から京都最強と言われる23歳の殺し屋・国岡昌幸(伊能昌幸)を紹介され、阪元監督は彼の密着取材を開始。
笑って泣いて、恋をし、友人と酒を飲む、一般人と変わらないようなごく普通の日常を送る姿や、淡々と仕事をこなす殺しの日々を見つめる。 ある日、国岡は依頼元との連絡ミスから違う人間を殺してしまう。 逆上した依頼元はヒットマンを送り込み、さらに殺された人間の仇を討とうとする者たちが現れ、大殺戮の日々が始まる。
これもまた面白かったですね。
監督は阪元裕吾、「黄龍の村」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/10/10/060000 も見事でしたが、今作は短編でドラマが元になっているのか、完全版としての公開のようですね。
主演の田岡役は伊能昌幸、上記作品でもいい役どころでしたが、「ある用務員」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/27/180000 では用心棒的なヒロという役をしていました。
上のしおりは、上記作品以外では「恋するけだもの」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/05/14/060000 にも出演していて、ちょっと私は注目している女優さんです。
物語は、阪元監督が女子二人のヒットマンを撮るために本物の殺し屋に密着するというお話です。 殺し屋斡旋業が関西にあるということを聞き、若いけど凄腕の殺し屋田岡に密着することになります。 普段は普通の若者ですが、殺すときは最も簡単にあっさりと片付けます。 要領もよく、テキパキと計画を組んでいきます。 殺し方もバリエーションがあり、金銭的もどんどん稼いでいきます。
しかしそんなある日、依頼していた人間とは違う人間を殺してしまいます。 いい加減な依頼者の注文を受けてしまったと思った時はもう遅く、その用心棒的な人間から付け狙われるようになって行きますが。
今作はドキュメンタリー的なカメラワークで進んでいきますね。 アクションシーンもリアルなところと、ちょっとお笑い的なところもあり、もちろん阪元監督ならではのエグさが全開ですね。 ターゲットにされた爺さんが途中とても強いところは面白かったですね。
続編できませんかね?(^^)