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不能犯(ドラマ) ②

2018年作品、内藤瑛亮監督、松坂桃李 沢尻エリカ 水上剣星 永井大 MEGUMI 出演。

第2話「賭ける男」

東京都杉並区の柿ノ木川で、柿沼高校に通う女子高校生・芝沼朱音の遺体が発見される。 女子高校生の遺体が川の近くで発見される事件が、このところ続いていた。顔に殴られた痕があることから、これまでの事件と同一犯という見方が強まっていた。
同じ会社に勤務するサラリーマン・桜井康一(永井大)と迫田学(井澤勇貴)は、金を出し合って宝くじを購入した。 宝くじを持っているのは迫田だが、桜井も番号を控えていた。 宝くじの当選番号発表の日、桜井は2000万円が当たっていることに気付き、大喜びする。 その頃社内でも迫田が番号を確認し、2000万円当たっていると気付く。桜井が「当選していた」と駆け寄るが、迫田は「確認したが、全部外れていた」と否定している。
桜井は今、つらい状況にあった。 妻・恵美(MEGUMI)との息子・ユウトが病気で大変なのだ。 ユウトがかかった病気は難病認定されておらず、手術は全額自己負担になる。 その額は1500万円となっている。手術をしないと、最悪の場合は半年持たないとされていた。
担当の女医に病状を聞いた桜井は、「プラシーボ効果」という聞き慣れない単語を耳にする。 特効薬という意味だと説明を受けた。 スマートフォンで「プラシーボ効果」について調べていた桜井は、思い込みによっていろんな効果が見込まれることを知る。ある国では、死刑囚を対象にした実験が行なわれた。
死刑囚に「体内の血液の3分の1を失うと、ひとは死ぬ」という知識を授け、目隠しをして、手首を切ると予告する。 実際にはメスを当てただけで、手首を流れる液体の正体は、ただの水。 ところが目隠しをされた死刑囚は、自分の両手首から血液が流れ出ているものと思い込み、体内の3分の1の血が失われたと思った瞬間に、死んだそうだ。
そんな記事を読んだ桜井は、夜の仕事に戻るのだった。

さて第2話のゲストは永井大、「仮面病棟」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/16/060000 に出演していました。
井澤勇貴は、「最果てリストランテ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15968653 に出演していました。
MEGUMIは、「事故物件 恐い間取り」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/09/09/060000 に出演していましたね。


さて今回はお金にまつわる話です。 共同で宝くじを買った桜井と迫田。 2000万円当たりましたが、管理している迫田は当選はしていないと言い張ります。 しかし桜井は迫田が独り占めにしようとしていると思い、それはどんどんエスカレートしていきます。 もちろん桜井にはある理由でお金がどうしても必要で、息子の手術費用に1500万円が必要だということでした。そしてとうとうそれが殺意になっていきます。
今作はラストが何とも、因果を感じるんですよね。息子には何の罪もないし、そもそもこの桜井はギャンブルが好きなところが、人間として浅ましいのが自らを壊していきます。


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難病の息子

 

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手術は自費で1500万円

 

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彼と共同購入した宝くじが

 

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