anttiorbの映画、映像の世界

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最果てリストランテ

2019年作品、松田圭太監督、村井良大 ジュンQ 真宮葉月 鈴木貴之出演。

これは、とある場所にある、小さな、小さなレストランの物語。 そのレストランの営業時間は決まっていない。 そこは人生でたった1度しか訪れることが出来ない。
そこは三途の川を渡る前、最後の晩餐をとるためのレストラン。 そのレストランでは、料理の注文をすることは出来ない。 できるのは、最後の晩餐の相手を選ぶこと。 選べる人の条件は既にこの世に存在しない人物、1人に限られる。
相手が決まれば、料理も自然と決まる。 料理するのは韓国人のハン(ジュンQ)、給仕は日本人の岬(村井良大)。 レストランに訪れる人たちの思い出の料理を振る舞い、その料理を口に運んだ人たちは誰もが笑顔を見せ、饒舌になる。 そして新たな旅路へと向かっていく。
だが、ハンは記憶の全てを現世に置き忘れてしまっていた。 ハンは、岬は、なぜここで料理を振る舞っているのか? そもそも、ハンも岬もこの世の住人なのか? それとも…

これは不思議な作品でした。
監督は松田圭太、初めて作品を見る監督ですね。
主演は二人、ジュンQは “MYNAME” という韓国の男性アイドルグループの一員ということですが、初めて見ますね。
そして村井良太、「真田十勇士」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14452384.html では海野六郎役をしていました。

物語は、人生が終り、あちらの世界に行く前に、最後の晩餐をするレストランにいる二人の男性が、入ってくるお客を丁寧にもてなしていくお話です。
始めに来た初老の男性、彼が会いたかった女性は今は亡き妻でした。 そしてハンが出した料理は二人が韓国旅行に行った時に食べた韓国冷麺でした。 そして味はあのときの味そのままでした。
食べ終わり、満足して二人そろって店を出て行きます。 こんな感じであちらの世界に行く前に、ここで思い出の料理を、会いたい人と一緒に食べるんですね。

今作は、朗読劇の映画化のようです。 本当に人生の最後にこんなところがあるなら、心穏やかにあちらの世界に行けそうですね。 ただ、ひとつ気になったのは少女のお話でした。 少女は事故で亡くなったのですが、彼女が会いたかったのは母親だけ、もちろん生きている母と会うことは出来ず、二人が慰めてあちらの世界に送るんですが、その後に続きがあるんですよね。
これが?と思う方が多いのではないでしょうか?

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岬と

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ハン

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二人はここで客をもてなす

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最初に来た男性は妻と

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ヤクザの男は妹と

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