anttiorbの映画、映像の世界

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宇宙でいちばんあかるい屋根

2020年作品、藤井道人監督、清原果耶 桃井かおり 伊藤健太郎 吉岡秀隆出演。

お隣の大学生・亨(伊藤健太郎)に恋する14歳の少女・つばめ(清原果耶)。優しく支えてくれる父(吉岡秀隆)と、明るく包み込んでくれる育ての母(坂井真紀)。 もうすぐ2人の間に赤ちゃんが生まれるのだ。 幸せそうな両親の姿はつばめの心をチクチクと刺していた。
しかも、学校は元カレの笹川(醍醐虎汰朗)との悪い噂でもちきりで、なんだか居心地が悪い。 つばめは書道教室の屋上でひとり過ごす時間が好きだった。
ところがある夜、唯一の憩いの場に闖入者が――。 空を見上げたつばめの目に飛び込んできたのは、星空を舞う老婆の姿!?  派手な装いの老婆・星ばあ(桃井かおり)はキックボードを乗り回しながら、「年くったらなんだってできるようになるんだ――」とはしゃいでいる。 最初は自由気ままな星ばあが苦手だったのに、つばめはいつしか悩みを打ち明けるようになっていた。
 
これは良い作品でしたね。結構号泣シーンが多いです。
監督は藤井道人、「新聞記者」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15983870 は秀作でしたね。
主演は清原果耶、「いちごの唄」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/04/060000 が近作です。
桃井かおりは、「ゴースト・イン・ザ・シェル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14853153 が近作記事となります。
 
物語は、つばめの人生の節目に現れた老婆とのお話です。 隣に住む大学生の亨、彼女のあこがれの存在ですが、彼が弾く引くバンジョーの音色を聞いているのも好きでした。 そんな彼女がひっかっかているのは母の出産でした。 実は父と母は再婚で、彼女を生んだ母は幼いころに出て行ってしまいました。
今は普通に暮らしていますが、父と母の間に子供ができると彼女はどうなってしまうのか? つばめのもやもやはそこでした。
つばめは書道を習っていますが、書道の先生から、水墨画に挑戦しないかといわれます。 つばめはその時にある水墨画家の個展の話をされます。 その人は実は。
そして屋上でおかしなばあさんに遭遇します。 キックボードに乗っていると、乗り方を教えろと言ってきます。 何かそのばあさんは空を飛ぶように見え、“ほしのとよ”と名乗るので、つばめは“ほしばあ”と呼び、それから毎回屋上で会うようになっていきます。
 
今作は、この不思議なほしばあと、つばめの、ふれあいを中心に物語に入って行くんですが、大体何となくこのほしばあアが普通の存在ではないことを薄々見ていると感じていきます。 じゃあいったい誰なのか? それは物語が進むとわかってきますし、亨側の物語も絡んできます。
でもなんといっても果耶ちゃんの天才的な演技と、瑞々しい表情がたまらなくキュートであり、光っています。 大女優になって行くだろう存在の彼女のまだまだ未化成の中の光輝くところが必見です。
 

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星ばあと屋上で出会う

 

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書道の先生からある個展を紹介される

 

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しかし学校では嫌な噂が

 

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亨は隣人で憧れの存在

 

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しかし姉が悪い男に引っかかっている

 

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いらいらが募り両親に

 

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そして星ばあの望みをかなえるために

 

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