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白い恐怖

1945年作品、アルフレッド・ヒッチコック監督、イングリッド・バーグマン グレゴリー・ペック レオ・G・キャロル ジョン・エメリー出演。

長年精神病治療院「緑の園」の所長だったマアチソン博士(レオ・G・キャロル)が更迭され、新所長としてエドワァズ博士を迎えることになった。 ただ1人の女医コンスタンス・ピイタアゼン博士(イングリッド・バーグマン)は、美人だが研究一徹で、同僚の求愛にも見向きもしない性格だった。

だが治療院にやってきたエドワァズ博士を名乗る若い男(グレゴリー・ペック)にコンスタンスは一目惚れをしてしまう。 ところが、食事しながら彼女が計画中のプールの略図をフォークの先で白いテーブルクロスに描いた途端彼の様子が変になる。 その場は何事も無く収まり二人は急速に愛情を深める。

夜更けに眠れぬコンスタンスは、図書室に本を取りに行くが、その途中でエドワァズの部屋に立ち寄り彼と抱き合う。 その時彼女の部屋着の白地と縞に気付いた彼はまたしても荒々しい態度を取るのだった。

そこへ患者のひとりが自殺を図ったと連絡が入る。 エドワァズは手術室に駆けつけるも、その場に卒倒してしまう。 コンスタンスはエドワァズの本の署名と彼がよこした手紙の署名が異なることに気付く。 彼のシガレット・ケースにはJ.B.の頭文字が入っていた。

エドワァズ博士を名乗る「男」は、自分はきっとJ.B.の頭文字を持つ男で本物のエドワァズ博士を殺して身代わりとなってここに来たんだろうと言い出し、そして逃亡する。コンスタンスはJ.B.が残した手紙から、彼がエンパイア・ステイツ・ホテルに身を隠していることを知り、ホテルに駆けつける。J.B.の手には火傷の痕があり、それが彼の記憶喪失症の原因を解き明かすと確信したコンスタンスは、J.B.を連れ恩師の精神分析学者ブルロフ博士(マイケル・チェーホフ)を訪ねる。

途中再び発作を起こしたJ.B.は空中戦闘のことを口走る。彼はロオの上空の空中戦で負傷し、記憶喪失症になったのだった。 ブルロフ博士に夫だと紹介するコンスタンス。二人はブルロフ博士の家に泊まることとなる。

その夜ブルロフ博士の家にある様々な「白」により、再び発作を起こしそうになるJ.B.。 翌朝ブルロフ博士はJ.B.の治療を試みる。 その結果彼の恐怖は雪とスキーに関係があると判る。 事件が起きた場所がゲイブリエル・ヴァリイだと知ったコンスタンスとJ.B.はそこに向かう。


謎の多いサスペンスでした。
主演はイングリッド・バーグマン、「カサブランカ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9407666 を記事にしています。
グレゴリー・ペックは、「ブラジルから来た少年」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15670457 を記事にしています。


物語は前任に院長が解任され、新しい院長が迎えられました。 精神病治療院の美人医師のコンスタンスは、どんな男性にも靡かない存在でしたが、エドワーズという新しい院長に、一目惚れしてしまいます。 二人の中は急速に近くなっていきますが、このエドワーズは、何かある時に別人のような反応を見せるようになっていきます。
そして実は新人のエドワーズとは、この男は別人だということがわかってきます。 ならばエドワーズはどこにいるのか?彼は殺人鬼なのか?


今作は第二次大戦が終わった年に公開され、日本に来たのは1951年でした。

豪華な主演二人で、なかなかのサスペンスでした。 グレゴリー・ペックといえば「ローマの休日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14291817 ですが、実はホラーにも、SFにも出演して幅の広い俳優になっていくんですね。


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恋に落ちた二人だったが

 

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いきなり倒れてしまうエドワーズ

 

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しかし原因がわからず

 

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なにかの拒否反応?

 

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そして男はエドワーズではなく

 

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正体を探し始めるが

 

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