anttiorbの映画、映像の世界

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アラベスク

1966年作品、スタンリー・ドーネン監督、グレゴリー・ペック ソフィア・ローレン アラン・バデル キーロン・ムーア ジョン・メリヴェール出演。

アメリカの古代言語学者ポロックグレゴリー・ペック)は、交換教授としてイギリスに派遣され、オックスフォード大学で、静かな学究生活をおくっていた。 ところがある日、彼は、中東の某国の首相イエーナ(カール・ドゥーリング)と、その部下の駐英大使ルフティ(ハロルド・カスケット)に突然、大学の構内から連れだされた。 そして彼らは、同国人の石油王ベシュラービ(アラン・バデル)のことを話し、秘密文書の翻訳の件で彼が近づいてきたら、彼の行動をスパイしてほしいと頼んだ。 案の定ベシュラービから連絡があり、ポロックは彼の邸宅で、象形文字で書いた、秘密文書の翻訳を始めた。

仕事が終えぬうちは、邸から出てはならぬと脅迫されながら。彼の前に、ベシュラービの情婦とおぼしき美しい女性ヤスミン(ソフィア・ローレン)が現われ、仕事が終わったら殺されるから、早く手をひくようにと、言うのだった。 ポロックは秘密の文書をキャンデーの包紙に包んで隠しヤスミンと邸を脱出した。

動物園に逃げた2人はベシュラービ一味の追跡をうけたが、そこに現れて2人を助けてくれたのはウェブスター警部(ダンカン・ラモント)だった。 しかし彼は、実は警部ではなく、ヤスミンを彼のボス、カシムに引き渡しポロックを失神させた。 やがてヤスミンはベシュラービのもとへ帰り、ポロックは殺され、自分はベシュラービをスパイするために帰されたと語った。

一方、秘密文書はウェブスターに奪われ、ポロックとヤスミンは彼を尾行してアスコット競馬場に現れた。 ウェブスターが秘密文書を他のスパイに渡そうとした時、ポロックが横取りし、ウェブスターは、そのスパイの仕込みづえで殺された。 ところがポロックが殺人犯として手配されてしまった。 その頃ポロックはヤスミンの存在を怪しむようになった。 一体彼女は何者なのか?どっちの味方なのか。

監督はスタンリー・ドーネン、「シャレード」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11213587 はじめ多くの作品を撮っている監督ですね。
グレゴリー・ペックは、「ローマの休日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14291817 はあまりにも有名ですね。
ソフィア・ローレンは、「カサンドラ・クロス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14024292 を記事にしています。

なかなか面白いサスペンスですね。そして少しコメディっぽいシーンもあり、サスペンス一色ではないんですね。 キーポイントはソフィア・ローレン演じるヤスミンの謎めいた役割、そして追い詰められた倉庫での危機一髪シーンは面白かったですね。 いろんな要素が詰まった名作でした。