anttiorbの映画、映像の世界

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緑色音楽

2017年作品、中村佳代監督、村上虹郎 オダギリジョー 工藤夕貴 久米明出演。

浪人生の風呂田潤(村上虹郎)の家は歯科医院で地方都市にある。 風邪で歯科医大の受験に失敗し予備校の特待生となった彼であったが、この夏は欠席を続け部屋でネットゲームばかりしているひきこもり生活を送っていた。

潤は決められた道を歩むことに疑問を感じていたのだった。 歯科医だった父は潤が2歳の時に死去した。 現在は母(工藤夕貴)と祖父(久米明)、そして海外から帰国した叔父の久(オダギリジョー)が歯科医師として家が継がれている。

ある日、潤は父の遺品の中から見つけた手紙で、父が臓器提供者であったことを知る。手紙は提供を受けた7人の患者からの感謝の内容だった。 それは家族の間で潤だけには秘密とされてきた。 大事なことなので大人になったら話すと。 予備校の講師達や潤の後輩の女子高生ななが心配して潤の部屋を訪れるが、懐疑的な潤は彼らをぞんざいに扱う。 家族にもイラ立つ潤はしかし、ほとんど記憶にない父の、臓器提供とは何だったのかを考え始める。


1時間弱の短編です。
監督は中村佳代、作品を見るのは初めてです。
主演は村上虹郎、「楽園」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/11/07/060000 が近作です。
オダギリジョーは、「人間の時間」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/01/060000 が近作です。


物語は、意図せず浪人になってしまった潤のお話です。 風邪で受験をダメにしたことで、ちょっと今までの進路に疑問を持ってしまった潤。 そして予備校にもいかず、専らネットでゲームをする毎日。 母と叔父は、歯医者を注いでくれるために進学すると思っていますが。
しかし、父の遺品から父が臓器提供者だったことを知り、彼の考えにさらなる変化が起きていきます。


今作はたまたま見たいと思っていた時に、CSで放送されることを知り見てみました。 どうしてみたいかと思ったかというと、撮影に浅田政志氏が参加していたこと。 もちろん先日公開された「浅田家。」 浅田家! - anttiorbの映画、映像の世界 (hatenablog.com) の主人公になった方ですね。

映画の撮影に参加したことで、どういう画を撮るのかが気になったところでした。 さらに臓器提供という難しい問題にも触れ、遺族の感情の部分にも触れている注目作だと思います。

 

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浪人生活を送っている潤

 

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叔父が歯科をやっている

 

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3人の家族たち

 

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彼女が心配してやって来るが

 

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