2018年作品、カリン・クサマ監督、ニコール・キッドマン トビー・ケベル タチアナ・マスラニー スクート・マクネイリー出演。
LA市警の女性刑事エリン・ベル(ニコール・キッドマン)。 若き日の美しさはすでに遠い過去のものとなり、今は酒に溺れ、同僚や別れた夫、16才の娘・シェルビー(ジェイド・ペティジョン)からも疎まれる孤独な人生を送っていた。
ある日、エリンの元に差出人不明の封筒が届く。 17年前、FBI捜査官クリス(セバスチャン・スタン)とともに砂漠地帯に巣食う犯罪組織への潜入捜査を命じられたエリンは、そこで取り返しのつかない過ちを犯し、捜査は失敗。 その罪悪感が今なお彼女の心を蝕み続けていた。
封筒の中身は紫色に染まった1枚のドル紙幣。 それは行方をくらました事件の主犯からの挑戦状だった。
過去に決着をつけるため、犯人を追う野良犬(ストレイ・ドッグ)と化したエリンは、灼熱の荒野へと車を走らせるが…。
この冒頭の女は誰? そんな感じです。
監督はカリン・クサマ、「ジェニファーズ・ボディ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7820351 を記事にしています。
主演はニコール・キッドマン、近作は 「スキャンダル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/06/060000 が近作です。
そしてトビー・ケベル、「ブラッドショット」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/01/060000 を記事にしています。
物語は殺人事件の現場から始まります。 なぜかここに来ていた女刑事のエリン、しかし彼女はげっそりと痩せ、歩くこと自体辛そうですが、同僚の刑事たちは思いやることもなく、飲んだくれの二日酔いだと思っています。 彼女は犯人を知っているとつぶやき自分の車に戻っていきます。
彼女はある封筒を受け取ります。 そこには1枚のお札が入っていて、それは防犯用の染料がついているお札でした。 それはいまだに姿を隠している、過去の銀行強盗の主犯の男から来たことが彼女はわかります。 その男こそ、彼女の復讐の相手でした。
今作はある意味ニコール・キッドマンの様相が良くも悪くも注目ですね。 一見彼女かわからないほどの姿、その後過去の彼女の潜入捜査のシーンが入り、現在と交互に展開される、犯罪サスペンス。 しかし我が娘とのもどかしいやりとりも入り、悲しいドラマが背後にあることがわかっていきます。
冒頭のシーンは最後に意味が分かりますが、もう一捻りが欲しい結末ではないでしょうか?
過去を引きずっているエリン
与えられた仕事は潜入捜査
相棒はクリス
そして悪事は再び
元同僚を捕まえる
そして娘との別れ