そんなある日、明香里は管理人のおじさんと間違えて篠崎塁(横浜流星)という青年に声をかけてしまう。 彼はかつて将来を有望視されたキックボクサーだったが、過去のある事件をきっかけに心を閉ざしていた。 会話を重ねるうちにふたりの距離は近づくが、やがて塁は自分の過去が明香里の失明と関係があることを知る。
先行公開で見れました。
監督は三木孝浩、「思い、思われ、ふり、ふられ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/21/060000 実写版の方の監督をしていました。
主演は吉高由里子、「検察側の罪人」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15654207 が映画近作ですね。
そして横浜流星、「いなくなれ、群青」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/20/060000 が映画としては近作ですね。
物語は、酒屋の配達と、駐車場の管理人をしている、表情のない男・塁。 駐車場の管理人は、個室があるので、彼にとっては助かりました。 しかしそこにいたという老人は蒸発したということでした。 そして彼が受付にいると、一人の女性が入ってきます。
彼女はなれなれしく話しかけてきますが、どうやら目が不自由のようです。 途中で気が付くその女性は、ここにいたおじいちゃんは?と聞きます。 いなくなったと彼が答えると、ここで一緒にドラマを見ていたということでした。 塁はこれからも来ていいと声をかけますが、その女性・明香里といい、彼女が来ることが楽しみになります。
明香里は、目が不自由な人でもできる、電話のオペレーターをしていますが、クレーマー対応もするストレスのたまる仕事をしています。 しかし上司の男・尾崎(野間口徹)のセクハラが激しいんです。
ある日、塁は明香里を送って行きますが、そこで初めて塁が自分より年下の若い男だと知ります。 そして彼女は自分のできない困っていることを彼に頼むようになります。
今作のオリジナルはチャップリンらしいのですが、それをベースに韓国作品が作られ、本作はそのリメイクのようですね。 「ただ君だけ」という作品で未見です。 でも韓国作品も見たいですね。
ラストはだいぶハラハラしますが、日韓で見比べてみたい感じの作品であり、今作もよかったです。
酒屋と駐車場の管理人の掛け持ちの塁
そこに現れた由香里
ヒールが壊れた彼女を背負って
そして二人は
施設のシスター・大浦にそれとなく訪問
二人の生活が始まる
しかし過去の男が現れる