anttiorbの映画、映像の世界

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検察側の罪人


沖野啓一郎(二宮和也)たち若手検事が研修を受けている、教官役は最上毅(木村拓哉)。 最上は己の正義に固執しすぎた検事は正義を汚し、悪の側の存在、犯罪者となっていくと語る。
数年後、沖野は研修と地方での実務を経て東京地検に配置された。 そこには憧れていた最上もいた。 最上は沖野のことを買っていて、曲者の闇ブローカー諏訪部(松重豊)の取り調べを任せる。
諏訪部は沖野を最上のポチとからかってまともに相手にしない。 その様子を心配そうに沖野の事務官の橘沙穂(吉高由里子)が見つめていた。
そんな中、蒲田で老夫婦が殺害される事件がおきる。 金庫も狙われていて強盗殺人事件の可能性が高い犯行だった。 さらに、個人的に金を貸している人間も多く、被疑者の名前が挙がり始める。 沖野から報告を受けた最上は、そのリストの中にある男の名前があることを知る。
男の名前は松倉重生(酒向芳)。
かつて、最上が学生時代を過ごした荒川の学生寮 “北豊寮” のアイドル的存在だった、管理人夫妻の一人娘の由季を殺害された事件の重要参考人の男だった・・・

原作は読んだことがないので、ちょっと展開が楽しみだった作品でした。
監督は原田眞人、前作は 「関ヶ原」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15109747.html  でしたね。
主演はダブルで、まずは木村拓哉、映画出演作は 「無限の住人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14892426.html 依頼ですが、来年早々新作の主演が決まっているようですね。
そして二宮和也、「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15226664.html が近作となります。

物語はやり手の検事の最上と、これから出世していくだろう沖野、そしてちょっと謎めいた事務官の沙穂のお話です。 最初に取調べをやらせるのが闇ブローカーの諏訪部なんですが、まあ沖野の手に負えないことは明白です。 しかし、これは逆に諏訪部に沖野の能力を試したが如くなんですね。
そんな上限関係ですが、だんだん沙穂のある部分が見えてきます。 彼女は実は検察の内部をリークしようとする存在なんですね。 事務官職で東京地検にまで入り込んだ彼女の目的は、その中の隠れた部分を暴くこと、隠しカメラを回し続けているんですね。
そんな中、ある人物が操作上に浮かび上がってきたことから、最上の精神状態が変わって行きます。
このお話は、最上の過去、今の生活、そして彼の今おかれた立場、そして政治家になった同僚、いろんな側面から彼が狂って行くというのがポイントでしょうね。 そして、実はある協力者が結構やり手なんですね。 彼がいれば、彼の協力があれば、たいていなことはできるし、もみ消せそうですね。
決着部分がちょっと尻切れトンボだったのが残念でしたが、悪役のキムタクを少し見れたかな?

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最上と一緒に仕事をすることになった沖野

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事務官の橘

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実は彼女は内部リークをすることが目的で入って来た

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そして殺人が起こり、その長男はヤクザだった

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しかし容疑者の一人が最上との因縁があった

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