1990年代前半、キューバはソ連崩壊のあおりを受けて深刻な不況に陥っていた。 そんなある日、パイロットのレネ・ゴンザレス(エドガー・ラミレス)は家族をキューバに残したまま、アメリカのマイアミへと向かった。 妻のオルガ(ペネロペ・クルス)は困惑するばかりだったが、レネにはどうしてもそうしなければならない理由があった。当時、マイアミでは、亡命したキューバ人たちがカストロ政権打倒のために様々な活動を行っていた。 レネは亡命者を装って反キューバ組織に潜入し、諜報活動を通して愛する祖国と同胞たちを救おうとしたのであった。
これはなかなか感じる部分が多い作品でしたね。
主演はペネロペ・クルス、「誰もがそれを知っている」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15972704 が近作の記事です。
物語は、90年代のキューバです。 社会主義国家で、アメリカに近い位置にありながら、カストロが完全に全権を掌握していて、自由が絞られた国家でした。 パイロットのレネは、妻と娘と3人でそれなりに暮らしていましたが、いつものように家を出て仕事にいくれ根でしたが、そのままマイアミに行ってしまいます。 彼は家族置いて亡命をするんですね。
カストロの死後、キューバはやはり情勢が変わってきています。 一気に完全自由化ではありませんが、徐々に閉鎖的環境からの方向転換をしていますね。 今作品は当時のキューバでの自由を求めるある意味レジスタンス活動とも取れますが、家族との葛藤や、どちらに住むのが幸せなのかが問われるお話としての側面も感じました。
いきなり祖国を離れるレネ
残された二人
ファンはアメリカで活動していた
妻となるアナ
夫のもとに行くため申請をするオルガと娘
しかしレネは突然!