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パーソナル・ショッパー


モウリーン(クリステン・スチュワート)は、ララ(シグリッド・ブアジズ)と今は誰もいない家に向かう。 ララは帰り、モウリーンはたった一人でその無人の館に残る。 電気も今は来ていない廃墟同然の家。 彼女は何かの気配を感じるが、ソファで寝てしまった。
翌日迎えに来たララと一緒に彼女はこの家を買う気がある夫婦に一晩泊まった感じを聞かれる。 彼女はルイスの気配らしきものを感じるが、彼とは断定できないと説明をする。
モウリーンは双子の兄・ルイスを失って、数カ月経ってもまだ悲しみから立ち直れずにいる。 彼女の仕事はパリでセレブのために服やアクセサリーの買い物代行をするパーソナル・ショッパーだった。
顧客はキーラ(ノラ・フォン・ヴァルトシュテッテン)というセレブだった。 彼女のために、モウリーンは彼女独特なセンスで、身につけるものを選び買っていく。 大概は気に入られるものばかりだった。 ララはルイスのガールフレンドだった。 しかし彼女の方は、新しい恋人・アーウィン(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)と新しい生活に入ると決めていた。
そしてモウリーンは、もう一回あの家に行ってみる。 そして今度ははっきりと、女の霊の姿を見ることができ、その霊はエクトプラズムを出し消えて行った。 しかし勿論それはルイスではない。 彼女は何か起こっていると感じたが、結局ララはこの家の売却を進めていく。
ある日、モウリーンがキーラの部屋に行くと、見知らぬ男性がいた。 彼はインゴ(ラース・アイディンガー)といい、キーラの恋人だと言うが、表情は暗かった。 どうやら彼女から別れを言われそうなのだと言って、彼女が部屋から出てくるのをひたすら待っていた。
そして彼女の携帯電話に、送信者不明の奇妙なメッセージが届くようになってくるのだった。 やがて彼女の周辺で不可解な出来事が次々に起きていく・・・

パーソナル・ショッパー” という職業があるのは知りませんでした。 題名は主役の彼女・モウリーンのその職業がそのまま邦題にもなっていますね。 主演はクリスティン・スチュワート、「カフェ・ソサエティ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14907918.html での美しい女性役はまだ記憶に新しいです。
監督はオリヴィエ・アサイヤス、前作は 「アクトレス~女たちの舞台~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13591964.html 今作でもラース・アイディンガーを起用していますね。
物語はいきなり廃屋に一人で行き、霊を感じるモウリーンから始まります。 彼女は亡くなったルイスと一緒の霊媒体質。 そして心臓にちょっと疾患があり、兄は発作で亡くなりました。 お互いにそれはもしかしたらという事が幼いころからわかっているようです。
どうしてルイスを感じに行くのか? それは生前ルイスとの約束があったんですね。「自分が死んだら、何かの知らせをする」 彼女はひたすらにそれを数か月待っているのでした。 それを感じることに確信が持てたら、彼女もルイスから解放され、新しい人生を歩み始めると思っています。
一応何かを感じるモウリーンですが、ルイスという確証がないし、さらに謎のメールが飛んできます。 絶えず自分を監視しているかの如くのメール、気になって仕方がなくなっていくモウリーン。
衝撃のことが起こった後、ようやく彼女にある現象が起きて行きます。 しかしそれは本当に彼だったのか? 彼女の心の安らぎに繋がっていくような結末に感じましたが。

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ルイスの恋人だったらララ

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モウリーンの仕事はパーソナル・ショッパー

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顧客のために身につけるものを買う

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試着をしないことになっているが

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こっそり着てしまう彼女

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そして謎のメールが届き始まる

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