anttiorbの映画、映像の世界

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こおろぎ

2006年作品、青山真治監督、鈴木京香 山崎努 安藤政信 伊藤歩出演。


静岡県西伊豆-もう若くはなくなってきた女・かおる(鈴木京香)はこの土地で盲目で口のきけない男(山崎努)と暮らしている。
いや、暮らしているというよりも男を「飼っている」に近い。「私がいなければこの男は生きていけない」という優越感に満ちた生活が続く。
一方、盲目の男は一人で出歩き、深夜の海に浸かったり等の謎の行動をとるようになる。 そして、かおるは地元のバーで出会った謎めいた若い男(安藤政信)と女(伊藤歩)からその土地に伝わる謎めいた歴史を聞かされるが…


今作は劇場公開がお蔵入りになった作品ということのようです。
監督は青山真治、近作記事は「共喰い」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13221260 となります。
主演は鈴木京香、「食べる女」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15703212 が近作記事です。
山崎努は、「長いお別れ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15971062 が近作ですね。


物語は盲目で、しゃべることのない男と、同棲生活をしている女・かおるのお話です。どうして手がかかる男と暮らしているのか? 男は彼女に頼り切っていますが、それでいてわがままなふるまいもしています。 彼女はそんな自分にある意味優越感を持っていて、それがモチベーションになっている、そんな感じですが、彼女の生活に変化が現れたのは、バーに行って男と出会ってからでした。


今作は冒頭でも書きましたが、お蔵入りになり、映画祭でかかるくらいでDVD化になった作品ですね。 有名な役者さんが出たからって、やはりその作品の持つ色合いで、上映されない映画がある不思議さを感じます。
単館でもかからなかった理由が気になりますね。

 

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盲目の男と

 

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暮らしているかおる

 

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彼女がすべての面倒を見ている

 

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しかしそんな生活が

 

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この店に来てから

 

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変わってしまう

 

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