anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

食べる女

2018年作品、生野慈朗監督、小泉今日子 沢尻エリカ 前田敦子 広瀬アリス出演。

原稿は落としても三度も飯は逃さない食いしん坊の雑文家トン子(小泉今日子)。 彼女の家では月に一回、ごはんや道草の女将でトン子の親友美冬(鈴木京香)とおいしい料理をふるまっている。
今夜もそんな料理を求めて迷える女たちがやって来た。 そんなトン子の家の目印は大きなモチノキ。 今夜の客はトン子の担当編集者のドド(沢尻エリカ)と番組制作会社のAPの多実子(前田敦子)。
ドドは最近自分の城・マンションを思い切って購入したばかりだった。 一方多実子は恋人からプロポーズを受けるものの、不倫専門の恋愛遍歴のせいかどこかヒリヒリするものがないと不満げだった。
飲み足りない多実子は、その足で馴染みの行きつけのBARロマノに向かう。 そこの女主人珠美(山田優)はもうすぐ四人目の子供が生まれる予定。 夫は紙の上では離婚している元夫の淳(真木蔵人)なのだった。
BARの常連の白石(勝地涼)は、小学校の教師だが実はゲイで、お目当てはイケメンバーテンダーのシノザキ(間宮祥太朗)なのだ。
そして毎回酔いつぶれるまでロマノに入り浸るあかり(広瀬アリス)は、SEXをした後、男にひき肉料理をふるまうのが好きだった。
そして、アメリカからやってきたマチ(シャーロット・ケイト・フォックス)は、料理が全くできないことを夫(池内博之)に攻められ、離婚を切り出される。 途方に暮れたマチが偶然に道草の前に通りかかり、美冬の料理のおいしさに思わず涙してしまい、そしてトン子の家に居候しながら美冬の店で業気見習いをすることになるのだった・・・

群像劇ですね。
監督は生野慈朗、「手紙」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/3361232.html という作品を記事にしていますが、ヒロインは沢尻えりかでした。 良かったですね。
主演は小泉今日子、近作映画としては、「散歩する侵略者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15135212.html のラストに登場しましたね。
そして鈴木京香、近作としては 「の・ようなもの のようなもの」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13834395.html に少し出演しています。
前田敦子は、「のみとり侍」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15528176.html に出演していましたが、夫の勝地涼と共演なんですね。 これが結婚のきっかけだったんでしょうか? しばらくは映画からご無沙汰しそうですね。
 
物語は豪華女優人の群像劇ですね。 冒頭のキョンキョンと京香さんの料理のシーンはいいですね。 なかなかおいしそうな場面です。 そして、食べることとSEXは同じエクスタシーで、SEXは相手が必要だが、食べることは一人でもできる、そんなコンセプトで話は進み繋がって行きます。
今作は群像劇だという感じを受けました。 おいしいものを食べる、作るのは女性とは限らず、ドドと付き合い始める男・タナベもなかなかの腕前みたいですね。 ユースケ・サンタマリアが演じていますが、サラリーマンですが不思議感いっぱいでした。
原作は短編集みたいですが、原作者自身が映画のために脚本を書いて、長編にしているようです。
それぞれの生き方が出ていて、なかなか面白い日本では難しい群像劇を上手く仕上げていたと思います。

イメージ 1
女4人でお月見も

イメージ 2
雑文家トン子

イメージ 3
美冬のところにマチが

イメージ 4
トン子のうちにはツヤコ一家が

イメージ 5
そして女性陣斉揃い

イメージ 6