anttiorbの映画、映像の世界

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アノマリサ

2015年作品、チャーリー・カウフマン デューク・ジョンソン監督、デヴィッド・シューリス ジェニファー・ジェイソン・リー トム・ヌーナン声の出演。


マイケル・ストーン(デヴィッド・シューリス)は顧客サービス界で名を馳せ、著書も大ヒットしていた。 家庭にも恵まれ、妻と息子とロスに住んでいる。 しかし彼は人の顔も声も全て同じに感じるという現象に悩まされ、鬱屈とした毎日を送っていた。
マイケルは講演のためシンシナシティを訪れる。 この地はかつての恋人ベラがいる場所だった。 マイケルはタクシーでホテルに到着し家族に電話するが、電話口の声もテレビから聞こえる声も同じで、家族との会話さえストレスに感じていた。
マイケルはベラのことが頭をよぎり、スピーチの予行も集中できず、電話帳で調べ彼女に電話をかける。 未だ独身で恋人とも別れたばかりというベラをマイケルはホテルのバーに呼び出した。
11年前マイケルに突然振られたベラは、別れた後一年間は病人のようだったと話す。 ベラは振った理由を教えて欲しいと乞うが、マイケルは煮え切らない答えしか返さない。 そのうえ淋しいと話した彼にベラは激高し、その場を去ってしまう。
残されたマイケルは息子のおもちゃを買うため、タクシーの運転手から聞いた店に行くが、そこはアダルトショップなのだった。 マイケルは店にあった骨董品の芸者風からくり人形が目に留まる。
ホテルの部屋に戻ったマイケルの耳に、いつも聞こえる声とは違う女性の声が廊下から聞こえてきた。 マイケルは慌てて他の部屋を訪ね、声の主を見つけ出す。
声の主リサ(ジェニファー・ジェイソン・リー)と同僚エミリーは、マイケルの講演を聴くためにこの地に来ていて、憧れの人に遭遇しはしゃぐ。 マイケルは二人をお酒に誘い、おしゃべりなリサは、薄給ながら食品会社の顧客サービス係をしていると話してくれた。マイケルは人とは違うリサの声に心が弾む。
二人との別れ際にマイケルは、部屋で酒を飲もうとリサを誘う。 人気者のエミリーではなく、地味でぽっちゃりとし、知的でもない自分が選ばれたことに、リサは驚きを隠せなかった…


なんともシュールなアニメ作品ですね。
監督はまずチャーリー・カウフマン、監督としての作品を見るのは初めてです。
そしてもう一人デューク・ジョンソン、映画は初監督のようですね。
そして主人公マイケルの声はデヴィッド・シューリス、「ジャスティス・リーグ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15259685 に出演していましたね。
ジェニファー・ジェイソン・リーは、「LBJ ケネディの意志を継いだ男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15720298 ではジョンソン大統領の妻役で出演していました。


物語は何不自由しない生活を築いたマイケルのお話です。 彼は心を病んでいるようで、誰もが同じ顔、同じ声に見えたり聞こえたりする現象に悩まされています。講演の時シンシナシティに行った彼は元恋人を思い出し、思い切って呼んでしまいますが、彼女を理不尽に降ってしまった傷はいえていなく、怒って帰ってしまいます。 しかしそんな中、別の顔、別の声の女性を見つけます。そんな彼女をホテルの部屋に誘うのですが。
なかなかシュールな作品、お話でしたね。 初めはやはり違和感がありますね。 それは男も女も同じ声、そして同じ顔なんですね。 この表現は不気味ですし、アニメならではの表現なんですね。 そんなに長くなく、淡々としている作品ですが、思わず見入ってしまうお話です。


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同じ顔、同じ声に悩まされるマイケル

 

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お土産にこれを買ってしまう

 

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昔の彼女には怒られてしまう

 

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そんな時、別の声の彼女

 

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リサを部屋に呼び

 

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一晩を過ごす

 

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