2025年作品、ベンジャミン・カロン監督、ヴァネッサ・カービー ジェニファー・ジェイソン・リー ザック・ゴッツァーゲン ステファン・ジェームス ジュリア・フォックス イーライ・ロス ランドール・パーク マイケル・ケリー出演。
オレゴン州ポートランド。リネット(ヴァネッサ・カービー)は、長年の夢が叶う寸前にいた。 それは、母親・ドリーン(ジェニファー・ジェイソン・リー)と障害のある兄ケニー(ザック・ゴッツァーゲン)と共に暮らす今の家を、手頃な価格で購入すること。
しかし、契約締結のわずか一週間前、頼みの綱だった母親が突然、資金援助を撤回。 計画は脆くも崩れ去る。
残された時間は、わずか1晩だけ。 常識的な方法では到底間に合わない状況で、リネットは失われた資金をかき集めるため、狂乱のオデッセイへと身を投じる。
家族の未来を救うため、彼女は封印してきたはずの「暗い過去」と対峙し、裏社会の人間たちを訪ね歩くことを決意する。
その危険な選択は、彼女を予測不能で後戻りのできない、暗い夜の渦へと引きずり込んでいくのだった…。
監督はベンジャミン・カロン、記事はまだありませんでした。
ヴァネッサ・カービーは、「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2025/07/31/060000 に出演です。
ジェニファー・ジェイソン・リーは、「ポゼッサー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/04/27/180000 他、数本記事があります。
ウィリー・ヴラウティンのベストセラー小説が原作の作品、Netflixで配信となっています。
母と兄と3人での暮らし、それも自分の家をなんとか持つことが叶う寸前に、大きな問題が起きます。 頭金2万五千ドルをなんとか稼ごうと、彼女は会いたくなかった過去の人間にどんどん会っていきます。
これは、正直どんどんドツボにハマっていくリネットがなんとも不憫です。 彼女のささやかな願いがラストに木っ端微塵に打ち崩れる残酷さ、断片的に描かれる彼女の過去、これだけではなかなか家族の全てはわかりませんが、障碍のある兄のケニーだけは、彼女を彼なりに必死に気遣うところが、ちょっと痛々しくも感じました。