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リチャード・ジュエル

2019年作品、クリント・イーストウッド監督、サム・ロックウェル キャシー・ベイツ ジョン・ハムリビア・ワイルド出演。


1986年、中小企業局アトランタ事務所に勤めるワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)は、新入りの太った備品係リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)に「レーダー」とあだ名をつける。 ワトソンの好物であるスニッカーズなど、足りないものをすぐに察知して補充するからだ。

リチャード・ジュエルは生真面目で強い正義感の持ち主、そして警官等の法執行官にあこがれ、射撃の特技もあった。 やがて警備員になると言ってワトソンのもとへ退職の挨拶に来たリチャードに、将来警官になってもゲス野郎になるなと言って激励する。
1996年、リチャードは相変わらず母親のボビ(キャシー・ベイツ)の家に住んでいる。 かつて郡副保安官を務めていたリチャードだったが、今はピードモント大学の警備員である。 しかし、学内での飲酒取り締まりでのやりすぎを大学長から咎められてクビになってしまう。 幸いこの夏はアトランタ・オリンピックがある。 リチャードはオリンピック期間中連日コンサートの行われる記念公園の警備員となった。
1996年7月27日午前0時55分、コンサートで盛り上がるオリンピック会場近くの記念公園のベンチの下に、リチャードはあやしいバックパックを発見する。 警官たちはただの忘れ物だと思うが、リチャードは規則通り不審物を処理するように主張する。
そのころ、警察には「記念公園に爆弾を置いた。 あと30分で爆発する」と言う予告電話がかかっていた。 爆発物処理班が到着し、バックパックに巨大なプラスチック爆弾が入っていることを確認する。

リチャードたちは直ちにコンサート会場の人々の避難を開始。 午前1時25分。爆発が起きて何十人もの人が血を流し倒れる。 無数の釘が仕込まれたパイプ爆弾によって100人以上の負傷者と、2名の尊い命が奪われてしまった。
公園に居合わせていた地元の新聞記者キャシー・スクラッグス(オリビア・ワイルド)は、自分がこの事件の特ダネをとることを祈る。 翌朝、爆弾の第一発見者のリチャードは、惨事を最小限にとどめた英雄としてテレビに取材され、ボビも息子を誇りに思う。
ニューヨークの出版社から本を出そうという話をもちかけられたリチャードは、かつて中小企業局で激励を受け、今はナディア(ニナ・アリアンダ)という助手に助けられて弁護士の個人事務所を構えているワトソンに電話し、出版契約を助けてくれるように依頼する。
テレビでは爆破事件のニュースで持ち切り。 ちょうどその頃、前職ピードモント大学の学長クリアー(Charles Green)がFBIに通報し、かつて同校で警備員をしていたリチャードが怪しいと報告。早速FBIのトム・ショウ捜査官は爆破事件の容疑者としてリチャードの前歴を調べ始める。
英雄にあこがれる孤独な白人男。FBIの描く犯人像に一致するリチャードが容疑者にされてしまう。 そして欲に目がくらんだショウ捜査官(ジョン・ハム)は、女性記者キャシーに容疑者情報を漏らしるてしまう・・・


なかなか憤る実話ですね。
監督はクリント・イーストウッド、前作は「運び屋」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15905272 となります。自ら主演でしたね。
主人公はポール・ウォルター・ハウザー、「ブラック・クランズマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15923372 が近作出演ですが、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15502369 での役どころが面白かったですね。
そしてサム・ロックウェル、最近彼はいい役をやりますね。「ジョジョ・ラビット」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/29/060000 でも味のある役でした。
さらにはキャシー・ベイツ、彼女のこういう役は珍しい気がしました。強い女、怖い女、そんなイメージの彼女が、こういう役をするんですね(^^)近作は、「ビリーブ 未来への大逆転」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15917895 でもかっこいい先輩弁護士でした。


物語は、正義感あふれる、ある意味実直、そして裏を返せば、空気が読めない一人の男のお話です。 リチャード・ジュエルは、初めはある事務所の備品係をしていました。細かいところに気が利く仕事ぶりでしたが、太った外見から周りに馬鹿にされていました。 そんな彼のいいところを評価してくれたのがちょっと変わり者のワトソンでした。 二人は意気投合しますが、リチャードは、大学の警備員に転職します。 しかしここでは、彼が行き過ぎた行動で首になってしまいます。
そして彼はアトランタオリンピックのための警備の仕事に就くんですね。


今作はもちろん事実を描いた作品です。 一人のまじめすぎる男が、マスコミにつるし上げられ、英雄から一転、容疑者にされてしまうお話です。 憤るのはFBIの行き過ぎた決めつけですね。 でも彼が危機一髪乗り切ったのは、ワトソンと出会っていたから、そして早い段階で彼に連絡を取ったから、さらにはナディアの存在ですね。
彼の生涯は短いものでしたが、ワトソンと二人で戦った記録は、無くなるものではありませんね。

 


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不審物を発見したリチャード

 

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英雄になった彼を陥れたキャシー

 

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そして一転して容疑者に

 

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そしてFBIは彼を犯人に仕立て上げようと

 

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間一髪、電話を掛けた先は

 

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ワトソンのところだった

 

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