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ビリーブ 未来への大逆転


アメリカの貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグフェリシティ・ジョーンズ)は、すべてに疑問を持てという亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。
意気揚々と入学式向かう彼女だったが、1956年当時、500人の学生のうち女性は9人、女子トイレすらそこにはなかった。
彼女は既婚者、幼い娘もいて、家事も育児も分担する夫マーティ(アーミー・ハマー)の存在なくしては、学業さえもやっていけるのかどうか怪しかった。 しかし同じ大学に通う夫に励まされ、仲間も出来、大学生活も楽しくなったそんな矢先、夫のマーティが倒れてしまう。 癌と診断され、彼女の夢もこれで終りかと思うが、そこで彼女は、夫の為に夫の分まで講義に参加、二人分の勉強をして夫の為に講義内容を伝え、育児も必死にこなすのだった。
奇跡的に一命を取り留めた夫だったが、就職先が決まったのはニューヨーク、そして彼女は教授達の反対を押し切ってボストン大学に移り、夫との生活を優先する。
さらに、大学を首席で卒業したルースだったが、法律事務所で働くことは叶わなかった。 当時は女性が職に就くのが難しく、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代。 やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れ始めるのだった。 そんなある日、弁護士の夢を捨てきれないルースに、マーティがある訴訟の記録を見せる。 ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが…

これは興味深い、現役の女性のお話でした。
監督はミミ・レダー、「ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2814012.html を昔見て記事にしています。

物語はRBG=ルース・ベイダー・ギンズバーグの人生を描いたお話です。
彼女は、結婚後、育児をしながらハーバードに通い始めます。 彼女は弁護士になる夢を幼い頃から持っていました。 しかし、入ってはみたものの、女性に対しては全く対応さえしてくれない、そんな大学環境でした。 講義を受け発言しようとしても差してくれない、発言させてもらっても、からかわれてしまう。 もちろん彼女は逆に相手をねじ伏せてしまいますが、それを励ましてくれるのが夫のマーティでした。
しかし彼は病魔に倒れ、一命は取り留めますが、彼女は夫と娘の世話、さらに二人分の授業に出る、凄まじい生活をこなしていくんですね。

この作品は、今は連邦最高裁に3人いる女性判事の一人になっている彼女の人生です。 そしてもうすぐ彼女のドキュメンタリー映画も公開されます。 この後、ハイライトとも言うべき彼女が風穴を明けた裁判になって行きますが、これは必見であり、アメリカだけでなく、世界に影響を及ぼした、女性の地位向上の歴史を見れる作品になっています。

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ハーバードに入学したルーズ

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講義でも率先して発言するが

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しかし夫が倒れすべてを背負うルース

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何とか生活をした夫はニューヨークに

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そして弁護士のチャンスが訪れる

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そして世紀の裁判が

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