2020年・東京オリンピックの終了を機に日本の景気は急速に悪化し、国債の総額は1500兆円というとんでもない金額に膨れ上がっていた。 物価は異常なまでに高騰し、国民の生活は荒廃し、一部の富裕層が貧困層を搾取する社会構造が構築されてしまっている。
カイジ(藤原竜也)は派遣会社を経由して、安賃金で肉体労働に従事するなかで、そんな社会構造に疑問を感じるようになる。 そんな時、彼は帝愛グループ企業の社長に出世した大槻(松尾スズキ)という男に、「バベルの塔」というゲームに参加しないかとの提案を持ち掛けられる。 大槻から借金をし、何とか「バベルの塔」に勝利したカイジは、その勝利者報酬として「人生逆転のためのヒント」を得る。
そのヒントが指し示した場所にいたのは、同じく大阪で行われていたゲームに勝利した桐野加奈子(関水渚)という女性と、ゲームの主催者の不動産王、東郷滋(伊武雅刀)という男だった。 彼がこのゲームを主催した目的は、崩れ行く日本という国を救うことだった。
政府は秘密裏に「預金封鎖」「新紙幣発行」の計画を進め、国民の預金残高を国債の返済に充てようとしていたのだ。カイジと加奈子は「天性の運」「天性のギャンブル強さ」の持ち主として、東郷滋と共に国家の陰謀に立ち向かうこととなるのだが・・・
完結編ということのようですが。
監督は佐藤東弥、前々作 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14930404 前作 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14932384 と撮っていますね。
主演はもちろん藤原竜也、「人間失格 太宰治と3人の女たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/27/060000 「Diner ダイナー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15987170 と出演が続きますね。
吉田剛太郎は、「劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/03/060000 が近作となります。
物語は、2020年オリンピック終了と同時に始まった大不況、日本はめちゃくちゃな大借金国になっていました。 カイジはいつものように最下層で派遣の仕事をしていましたが、黒崎という派遣王に搾取されていました。 そんな時、「バベルの塔」という一攫千金のゲームの攻略法を大槻から聞かされ、それにチャレンジ、そのチャンスを手に入れるのですが、現金よりも、ヒントを選択し、東郷と出会います。 そこで国家のある重大な陰謀を知るのでした。
今作はオリジナル脚本と言うことで、映画版の完結編ということのようです。 基本ストーリーは “カイジ” の映画版と一緒ですが、ちょっとソフトになっている感じですね。
勝負も大きな部分を派遣王との戦いで、最後のじゃんけんはちょっと軽い感じを受けます。 もちろんカイジが大金持ちになることはどうなんでしょうか?
派遣の仕事の搾取に怒るカイジ
大槻がある提案を
そこで勝った事で東郷と会い
加奈子も加わり
派遣王と戦う
しかし苦戦する