anttiorbの映画、映像の世界

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町田くんの世界

2019年作品、石井裕也監督、岩田剛典 高畑充希 前田敦子 太賀出演。

4人の弟妹と身重の母とともに目覚めた町田一(細田佳央太)は、夕食にハンバーグをリクエストされるとそれで頭がいっぱいになってしまい、そのせいで美術の授業中に怪我をしてしまう。
手当のために一が保健室に行くと、そこには授業をサボっていた猪原奈々(関水渚)がいた。 簡単な手当てをしてくれた猪原に全力で感謝の言葉を告げる一に、彼女は戸惑ってしまう。
人間不信気味の猪原にとって、誰にでも全力で善意を示そうとする一の姿は理解できない。 人が嫌いという猪原に対して、僕は大好きだよと言い放つ一に、調子が狂ったままなのだった。
猪原は人が嫌いという事実にショックを受けた一を、クラスメイトの栄りら(前田敦子)は 「猪原の性格形成には家の事情が関わっているのでは?」 と語る。
その一方で、週刊誌記者の吉高(池松壮亮)は世界に絶望していた。 したくもない仕事に追われ、妻の葵(戸田恵梨香)ともすれ違いの日々だった。 上司の日野(佐藤浩市)からは次のスクープを獲ってこいとせがまれ、書きたいものが書けなくなっていた。 そんな彼の前に “劇的イイ人” な町田君が現れ、彼の心を大きく揺さぶるのだった。
モデルをしている氷室(岩田剛典)は、そのチャラい性格が災いして恋人のさくら(高畑充希)から別れを切り出される。 その場を見ていた一はいつもの感覚でさくらを慰めるが、傷ついていたさくらはその行為以上の温かみを感じ取ってしまい、一に好意を寄せ始めるのだった・・・

オーディションで選ばれた二人が主演、脇に有名俳優が配置されているという、これが話題になっている作品です。
主演の町田君に細田佳央太、「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14196822.html では槙田邦彦の少年の役をしていました。
そして猪原さん役に関水渚、この作品に留まらず、来年公開作品のヒロインに決まっているようです。

物語は、超良い人の町田君を取り巻くお話です。 “人のために” という精神の持ち主、家族のため、友達のために留まらず、困っている人がいたら、絶対に助けないとならない、ある意味使命感のような気持ちの持ち主。
でも運動神経はまるでダメ、成績もよくはありません。 そんな彼が、親のことで学校に来たくない、来ても保健室にいる同じクラスの猪原と保健室で遭遇します。
ちょうどその時は、保険の先生がいなくて、怪我の手当てを彼女がしてくれます。 血が出ていたんで、仕方なくやったことでしたが、町田君は借りたハンカチを洗って返すといい、もって行きます。 しかしそう簡単には血は落ちず、新しい似たようなハンカチを買って返します。
そんな二人の出会い、猪原は町田君の事がだんだん気になっていくんですが、町田君は “恋” という感情が理解できないんですね。

今作は、やはり前半のポイントは前田敦子演じる栄りらでしょうね。 あっちゃんが高校生役ということ自体ギャグですが(^^) 同じく高畑充希も、太賀も岩田剛典もみんな無理があるんですが、主役の二人の絡みは、なかなか上手いんですよね。
特にりらの話し方が良いし、こんな女子高校生がいたら、仮に容姿は悪くても友達になりたい存在ですね。 男前なんですよ。
ラストはちょっとある作品のオマージュのような、ぶっ飛び感旺盛ですが、着地点は悪くないですね。 まあよくあの二人を抜擢してしっかりと仕上げていました。 頑張りも見えます。

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西野亮太に感謝される町田君

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バスの中で町田君を見かける吉高洋平

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りらたちは夜に見かける

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高嶋さくらも優しくされ

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氷室は突っかかるが

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