anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

室井慎次 生き続ける者

2024年作品、本広克行監督、柳葉敏郎 福本莉子 齋藤潤 前山くうが 前山こうが 松下洸平 矢本悠馬 生駒里奈 丹生明里 松本岳 佐々木希 筧利夫 甲本雅裕 遠山俊也 西村直人 瀧川英次 升毅 真矢ミキ 飯島直子 小沢仁志 木場勝己 加藤浩次 稲森いずみ いしだあゆみ出演。

27年前の青島(織田裕二)との約束を果たせなかったことをいまも悔やむ室井(柳葉敏郎)は、警察を辞めて故郷の秋田に戻ってくる。 タカ(齋藤潤)とリク(前山くうが・前山こうが)という2人の少年と穏やかに暮らす彼の前に、かつて湾岸署を占拠した猟奇殺人犯、日向真奈美の娘、杏(福本莉子)が現れる。 さらには、他殺が疑われる死体が近所で見つかったことで、その捜査に協力することになる室井。 そこへ、服役を終えて出所してきたリクの父親(加藤浩次)が訪ねてくる。

先行公開で見てきました。前編 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/10/18/060000 で感じたことは、今作は刑事ドラマではなく、今までの大捜査線シリーズで、主役の一角だった“室井慎次“という人間ドラマだったということです。
青島との約束を果たせなかった彼の葛藤は、他人が感じられないほど大きかったということですね。 秋田でも彼は出身地ではなく、人里離れたところに一から住み始めます。 そして家ができた後に彼がしたことは、犯罪で心に大きな傷を負ってしまった子供を引き取り面倒を見ること、もしかしたら自分の最後の仕事と感じ、少しでも犯罪に遭って苦しんでいる人間を助けることが、彼の人生の最後の務めだと思っていたようですね。

それは途中からやってくる、あの恐ろしい無期懲役週の女の娘であっても、室井は同じことを感じ取って、辛抱強く彼女を変えていくんです。
今作は大きな悲しみと、喜びを味わわせてくれます。
ぜひエンドロールを最後まで見てください!