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人間失格 太宰治と3人の女たち


数多くのスキャンダルをへて、戦後の太宰(小栗旬)は圧倒的な人気誇る流行作家となっていた。 しかし彼は、女性には奔放な性格で、心中を図っても、相手の女性だけ死んでしまい、最後に自分の名前を呼ばなかったことから、見棄てて彼だけ生き残ってしまう。「死ぬかと思った」無責任な言葉を吐く太宰だった。
そんな彼に、担当編集・佐倉(成田凌)は次の作品を自分の出版社で出してほしいと頻繫にやってくる。 しかし彼は少し沈滞していた。
そんな時、太田静子(沢尻エリカ)という存在が現れる。 彼女は愛人関係になりたいといい、恋をしていたいととうとう家にまでやってくる。 男性の名前で手紙を出していたが、わざわざ顔を出し、もちろん妻の美智子(宮沢りえ)に見られてしまうが、彼女はほとんど表情を変えず太宰を行かせてしまうのだった。
太宰は、彼女の書いた日記に興味があった。 そしてそれを見せてもらうために伊豆で密会を重ねる
そして静子の生き方と日記から、戦後没落の一途を辿っていった貴族たちの姿を描いた『斜陽』を書きあげるのだった。 しかし彼女は太宰の子が欲しいとせがみ、とうとう彼女は妊娠してしまう。 それを境に太宰が伊豆に行くことはしなくなるのだった。
連載中から大きな話題を呼んだ『斜陽』は書籍化されると瞬く間にベストセラーとなり、太宰治は更に人気者となっていく。
酒と女とタバコに溺れる太宰の生き方に、佐倉はあきれ半分に世話を焼き、無頼派の作家・坂口安吾藤原竜也)ははやし立て、当時の若手作家のホープ三島由紀夫高良健吾)は舌鋒鋭く批判するのだが・・・

しかし脚色もあるでしょうが、この男って・・・
監督は蜷川実花、「Diner ダイナー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15987170.html が前作ですが、今作も色使いが独特でしたね。
主演は小栗旬、ある意味下衆でだらしない太宰を好演していたと思いますね。 近作は、上記の蜷川作品に出演して連続出演ですね。
正妻役で宮沢りえ、「湯を沸かすほどの熱い愛」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14528883.html は秀作でしたね。 主演女優賞を上げたかった。
伊豆の愛人役で沢尻エリカ、「億男」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15735955.html 以来の出演作ですね。
そして最後の愛人役で、「翔んで埼玉」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15885304.html 以来のスクリーン登場? 思い切りのいい女優さんですよね。
 
物語はちょっと色付けが強い太宰治の晩年のお話です。 心中をよくする太宰治、一緒に入水した女性は死んでしまいますが、太宰は最後に腕に縛った手ぬぐいが解け、いや、ほどいて自分だけが助かりました。
そしてミニスランプの時に現れたのが太田静子、彼女の日記を元に「斜陽」の連載が始まります。 彼女には子種と、現金1万円を渡しますが、女児が生まれたことで、足が遠のき、そして新たな愛人も出来て行きます。 しかし彼の体は酒とタバコ、どんどん荒れ果てて行きます。
 
今作は太宰の最後の数年間ということでしょうか?「人間失格」を書き上げるのは最晩年、しかしそこに至るまでには、もっとすべてを壊し、最悪の状態にしなければならない、そんな時に強い存在が正妻だったところが印象的でした。
玉川上水って、私が小学生の時はいつも干上がっているところでした。 今は知りませんが、こんなところで自殺なんて絶対出来ないと思っていましたが(^^)
 

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家族のある太宰

 

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しかしちょっと行き詰っていた

 

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そこに現れた伊豆の太田静子

 

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担当の佐倉は新作を頼んでいた

 

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はやし立てる坂口

 

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そして新しい愛人の冨栄

 

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