anttiorbの映画、映像の世界

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四月の永い夢

2018年作品、中川龍太郎監督、朝倉あき 三浦貴大 川崎ゆり子 高橋由美子出演。

滝本初海(海朝倉あき)、27歳。 中学の音楽教師を辞めて3年、近所の蕎麦屋でアルバイトをしている。 変わらない日常のなかにふと訪れた一葉の手紙。 それは3年前の春に亡くなった恋人が初海に向けて書き遺したものだった。
彼女はその日珍しく店に遅刻をしてしまった。 店の主人の娘・戸田忍(高橋由美子)は気にしないよと優しく言ってくれるが、その日の終わった後、急に謝られてしまう。 店を閉めようと思うというのだった。 もう店主も歳だし、自分も次ぐ気はないといわれ、休んで職探しをして欲しいといわれる初海だった。
その日はちょうど、店の常連の志熊藤太郎(三浦貴大)に展示会に誘われたのだが、彼女はいったんは足が向くが、結局入ることができないほど、何かいきなり空虚になってしまうのだった。
そんな時、街で彼女は 「先生」 と声をかけられる。 すぐにはわからなかったサングラスの若い女、彼女は村松楓(川崎ゆり子)というかつての教え子だった。 今はジャズシンガーをしているが、まだしっかり食べていけるほどではなかった。 楓は、突然今日泊めてほしいといってくる。 一緒に棲んでいる彼氏のDVで、目を腫らしているのでサングラスをかけているからだった。
一晩だけだよといって泊めてあげる初、楓は彼女が風呂に入っている時に、うっかり彼女宛の手紙を見てしまう。 それは恋人からの手紙だった。 次の日、彼女は帰っていくが、またお世話になるかもしれないと別れ際に言っていた。
友達で今は妊娠しながら教師をしている坂口朋子(青柳文子)に相談すると、自分の代わりの枠でもう一回教壇にと誘われる。 そして考えてみるといった時に、楓からの助けを求める電話がかかってくる。 必死に住所を聞き出し、彼女の住んでいるアパートに向かうと、いないはずの時間に帰ってきた彼氏にまた暴力を振るわれ風呂場に逃げ込んでいたのだった。
そして彼女を引き取り、男は警察に捕まる。
花火を見に行く商店街の集まりに楓を連れて行く初海、そこで志熊に再会する初海、そこで彼の誠実さをやっと知るのだった。 志熊は自分に好意を持っていることが感じ取れるが、どうしても彼女はある闇を抱えているのだった・・・

これは見たかった作品でした。
監督は中川龍太郎、28歳と若い監督、なかなかいいですね。
主演は朝倉あき、「かぐや姫の物語」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10686993.html 主役の声をしていましたね。 そして近作では、「鋼の錬金術師」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15273206.html に出演しているようです。
そして三浦貴大、近作は 「追憶」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14915140.html 出の刑事役を見ています。

物語は、暴投で彼女の黒い喪服シーンで始まります。 3年前の彼女のようですね。ここから彼女時間が止ってしまったかのようですね。 恋人が突然死んでしまった。最後に来たSNSの画像はおしゃれなパスタの画像だった。 楓にそんなことをいう初海ですが、どうしても吹っ切れない、居心地がよかった蕎麦屋でしたが、彼女はここに避難をしていたんでしょうね。
しかしそんな隠れ家の蕎麦屋さんが閉店、彼女はそろそろ外の世界に出なければいけなくなるんですね。 そして楓が、志熊が関わってきます。 彼女は手紙をあけることができませんでしたが、それをとうとう開くことになります。
実は彼女にもどうしても言えないことがあるんですね。 のどの奥の骨を抜くには、時間と、決断が必要なんですね。 今こそ彼女がそれをするときだったという作品でした。

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店が閉店となる、就職活動をしようにも体が動かない

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楓が転がり込んでくる

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しかし彼氏のDVはひどかった

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志熊と花火を

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彼の作品の倉庫で

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そして彼女張るところに向かう

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