漣と薫はいつも一緒におり、仲がよかった。 大学の途中で薫に恋人・理沙子(黒川芽以)ができてからは、一緒に行動する時間が多少は減ったものの、それでも親友同士だと思っていた。
就職活動の時期になり、留年が決まっている漣に対し、薫は大阪に就職先を決める。 遠距離恋愛は続きそうにないからと、薫と理沙子は別れを決める。 円満な別れだった。
就職活動の時期になり、留年が決まっている漣に対し、薫は大阪に就職先を決める。 遠距離恋愛は続きそうにないからと、薫と理沙子は別れを決める。 円満な別れだった。
居酒屋で気の置けない仲間たちを集めた送別会も開かれ、薫は楽しそうに仲間たちと別れを惜しんでいた。 別れる時も、薫は笑顔だった。
しかし、その後、薫が死んだという知らせが舞いこむのだった。 ショックを受けた漣は大学を中退した。 製鉄工場で下働きをする日々を送りはじめる。 薫が死んでも世界は変わらず、気付けば薫の一周忌になっていた。
薫の実家で一周忌がもよおされ、漣は仲間たちと久しぶりの再会を果たす。 仲間たちは 「社会人一年目で自殺、気持ちは分からなくもない」 と言っていた。 しかし漣は、薫の死に納得いかないままだった。
一周忌の後、漣が薫の両親に呼びとめられる。 薫の両親は、理沙子は元気かと聞いてきた。 漣も理沙子と会っていなかったので、正直にそう答えた。
薫の兄(宮本行)が、薫が最後に描いたという絵を見せて頼みごとをしてきた。 薫が最後に描いた絵は女性のバストショットだったが、それは理沙子ではなく見知らぬ女性なのだった。
兄が言うには、それは薫の中学の同級生の斉木環奈(寉岡萌希)という女性なのだそうだ。 「こんな絵描いて死ぬなんてなあ」 と漏らした兄は、その絵を持って環奈に薫の死を知らせてほしいと頼みこむ。
戸惑いながらも、漣は引き受けるのだった・・・
薫の実家で一周忌がもよおされ、漣は仲間たちと久しぶりの再会を果たす。 仲間たちは 「社会人一年目で自殺、気持ちは分からなくもない」 と言っていた。 しかし漣は、薫の死に納得いかないままだった。
一周忌の後、漣が薫の両親に呼びとめられる。 薫の両親は、理沙子は元気かと聞いてきた。 漣も理沙子と会っていなかったので、正直にそう答えた。
薫の兄(宮本行)が、薫が最後に描いたという絵を見せて頼みごとをしてきた。 薫が最後に描いた絵は女性のバストショットだったが、それは理沙子ではなく見知らぬ女性なのだった。
兄が言うには、それは薫の中学の同級生の斉木環奈(寉岡萌希)という女性なのだそうだ。 「こんな絵描いて死ぬなんてなあ」 と漏らした兄は、その絵を持って環奈に薫の死を知らせてほしいと頼みこむ。
戸惑いながらも、漣は引き受けるのだった・・・
ちょっと切ない短編でした。
主演は太賀、若いけどいい俳優になりつつありますね。 近作は 「50回目のファーストキス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15542288.html で弟役でしたがちょっとゲイっぽかったですね(^^)
そして小林竜樹、「何者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14504070.html に出演していました。
物語は、死んだ親友の1周期にあるものを家族から渡されます。 それを手に旅に出る青年のお話です。 親友は自殺をしたんですね。 どうしてなのかは、周りも、はなれて暮らしていた漣もわかりません。 もしかしたら円満に別れた彼女のことがあったのかも。 しかし渡された絵には別の女性が画かれていました。
この主人公の漣は、親友の死から、半分もっていかれた様になっています。 大学も中退して働き始めていますが、どこか暗く、会社を休んで旅に出るとき、無愛想な先輩は、一言 「死ぬなよ」 というくらい、暗かったんですね。
この旅は漣の自分を取戻す旅でもあったようです。 理由もわからない突然の死、悲しみよりも、驚きが強いってことでしょう。
仲のいい親友だった
しかし彼は突然死んでしまう
漣は大学をやめ働き始める
そして友を偲ぶ
そして彼女を探しに行く漣