ガソリンスタンドで働く夏海(文音)は、高校時代からの友達で、父の跡を継ぎ一人前の漁師を目指す大和(三浦貴大)からプロポーズされる。 結婚を決めた二人は夏海の両親に報告してから、施設で暮らす夏海のばぁちゃん・キヨ(草笛光子)のもとへ向かう。
両親が共働きだった夏海は、幼いころからキヨに育てられたばぁちゃん子だった。 キヨは自宅の庭で足を骨折し歩けなくなってしまい、車椅子で生活している。 施設で久しぶりにキヨと再会した夏海は、何とかキヨを励まし、元気を取り戻してほしいと悩む。 そして、結婚式のバージンロードをばぁちゃんと歩くことを思いつく。
夏海のひたむきな想いがキヨに“歩く”という目標を与え、次第にキヨの希望へと変化していく……
ほんのりとする感動作ですね。
監督は篠原哲雄、今公開中の「影踏み」がなかなかいいですね。 「プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15414160 を記事にしていますが、好きな監督ですね。
主演は文音、作品を見るのは初めてですが、なんと彼女はあの長淵剛の娘さんなんですね。 びっくりしました。
そして三浦貴大、「ダンスウィズミー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/24/060000 が近作出演です。
でもなんと言っても大ベテランの草笛光子さんですね。「殿、利息でござる!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14150536 にも出演していました。 今でもお綺麗ですよね。
物語は、いきなり職場を訪ねプロポーズされる夏海、相手は高校時代から付き合っていた大和でした。 もちろん迷うことなくOKを彼女はしますが、彼女には心配な存在がいました。 今は施設で暮らす祖母のキヨでしたが、彼女は結婚式にたった一つお願いをします。
それはバージンロードを祖母と一緒に歩くことでした。 共働きの両親に代わって、今まで支えてくれた祖母、しかし足を骨折してから、歩けなくなり、その後自分で迷惑をかけたくないといって施設に入ってしまったんですね。 今は車椅子生活で、めったに外出もしなくなった、そんな姿を彼女は心配でたまりませんでした。
今作はよくわかりますね。 私も片親で母が働いていましたから、全くおばあちゃん子でした。 だから参観日も結構祖母が来ていました。 自分の結婚式に祖母を呼べたのは、「間に合った」という気持ちでいっぱいでした。
今でこそ長寿の人が増え孫の結婚式に参加できるおじいちゃん、おばあちゃんが多いようですが、昔はなかなかそうは行きませんでしかたらね。 キヨもある目標を立てますが、そこはやはりちょっとウルッと来ます。
結婚を決めた二人
しかし施設でふさぎこむキヨ
そんな彼女に目標が
それは結婚式までに歩けるようになること
しかしそう簡単には行きません
そして彼女は介護の勉強も始めます