2024年作品、草野翔吾監督、黒木華 中村蒼 藤間爽子 安藤玉恵 近藤華 白鳥玉季 吉岡睦雄 松本利夫 升毅 西田尚美 田口トモロヲ 風吹ジュン草笛光子出演。
ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。 交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。
同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。 そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。
一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。 叶海と二人で聴いたピアノの音色。 大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。 梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。 その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて。
監督は草野翔吾、「彼女が好きなものは」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/12/16/060000 を記事にしています。
黒木華は、「八犬伝」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/11/05/060000 が公開中ですね。
中村蒼は、「沈黙の艦隊」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/02/060000 に出演でした。
藤間爽子は、「チャチャ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/10/20/060000 に出演です。
いい作品でしたね。 予告編から感動作は伝わってきましたが、現実はここまで繋がることは稀でしょうけど、でも人間はいかに他人と関わって生きているのか? しかし誰かの存在が亡くなった後はそれが普通は切れてしまいますが、主人公の梓のラインでの投稿がそれを繋いでいきます。
もう、25年前ですが、私も親友を事故で亡くした時、彼のアドレスは長い間消すことはできませんでした。 もう奥さんが解約しても、しばらくは、携帯が変わっても引き継いでいました。
梓の気持ちは痛いほど分かった作品でしたが、亡くなっても彼女が梓の背中を押してくれた、そんないい作品でしたね。