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笑い男

1949年発表、J・D・サリンジャー著、野崎孝翻訳。

1929年、9歳だった主人公の語り手は、少年団 「コマンチ団」 に所属しており、学校が終わるころになると 「団長」 である青年が中古のバスで少年たちを迎えにやって来て、セントラルパークや博物館に連れて行ってくれる。
団長はひどいはにかみ屋だが優しい青年で、少年達からは慕われている。 団長は子供たちが帰宅する時間が近づいて来る頃になると、バスの中で 「笑い男」 という物語を語る。
主人公の笑い男は裕福な家のひとり息子だったが、幼い頃に中国の山賊に連れ去られ、笑っているようなおぞましい顔にされてしまい、成長すると芥子の花びらで作った仮面をつけ、自らも義賊となって活躍するのだった。
ある時、コマンチ団の団長のガールフレンドである、美しい若い女性メアリー・ハドソンが現れる。 彼女は見事な野球の腕前を見せ、コマンチ団の子供たちに受け入れられる。 しかしある日を境に団長とメアリーの関係は終わりを告げ、メアリーもコマンチ団の活動に参加することはなくなる。 その日の 『笑い男』 の物語で、笑い男は死に、その後も復活することはなかった。

さてこの作品が「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=STAND+ALONE+COMP 1シーズンのテーマになったお話です。 短編集の中の1作品で、そんなに長くないんですっと読めます。

しかし、この “笑い男” のお話はちょっと物悲しいんですね。 裕福な家に生まれた少年でしたが、誘拐され、特殊な拷問を受けて顔がゆがんでしまったんですね。そしてそれを見て親は彼を庇うどころか、汚いもののように扱ったようです。
成長すると彼は、独特な行動をし始めるんですね。 もちろん顔は仮面をかぶり、仲間にも顔を見せることはしませんでした。
攻殻機動隊」 では、笑い男、という青年は、確かに義賊なんですよね。 劇中彼が世に問う事は、電脳硬化症に関する治療方法のお話となっています。 治療効果がある治療法は、なかなか公式には認められず、効果がない治療法が国では認められ、おそらく保険対象になっているようです。
しかしどんどん病気は進んで行き、発病した人間はほぼ助かる事はない。 しかしそれを政府、厚生労働局は認めるという事はしませんし、権威の学者もそういう発言ができない。
笑い男” は真実を訴えようとしますが、そこに絡んだり県を暴く為大胆な行動を取るということになっています。
違うのは、攻殻機動隊では最後笑い男は公安9課からの誘いを断り存在を消していきますが、実際の笑い男は死んでしまうところ。
それはちょっと物悲しかったです。

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このマークが象徴だった

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初登場の回

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彼が本人

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