anttiorbの映画、映像の世界

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スウィートホーム

1989年作品、黒沢清監督、宮本信子主演。

ディレクターの早川秋子(宮本信子)、プロデューサーの星野和夫(山城新伍)、カメラマンの田口亮(古舘伊知郎)、レポーターのアスカ(黒田福美)、それに夏休み中の和夫の娘・エミ(NOKKO)、この5人が行こうとしているのは故・間宮画伯の古びた屋敷だった。
なかなか役所の許可が下りないが、星野はなんとか言いくるめ許可をもらった。 しかし役所の役人(益岡徹)は何か知っているような雰囲気だった。
屋敷には変な噂があるようだった。 山合いの屋敷は周りに何もなく鬱蒼と立っていた。 間宮が死んで30年経っている屋敷は、もう鍵が役に立たなかった。 
窓も打ち付けられていて、ようやく入りレポートをし始めたところ、変な音がして柱が落ちてきた。
屋敷は広かった。 大きな部屋に入ると、壁全面に絵が描かれてあった。 電話は通じていないし、電気も通っていないみたいだったが、秋子は発電装置があるはずといい、田口は離れで小屋を見つけた。
しかしそこの鍵を壊す時に何やら石を積み上げた塚を壊してしまった。 その石で小屋を開け発電装置を回し電気がついたのだった。 まわりの壁を掃除して壁の絵が見えるようになった。 エミはしきりに秋子と再婚しろと、星野に言うのだった。 
のどかな取材のはずだった。 田口が塚を壊さなければ。 そして家の中を探索するエミは、綺麗なアクセサリーを見つけるのだった。
大部屋の絵を詳しく調べていくと、最後に赤ん坊の絵があった。 それを見てアスカが悲鳴を上げた。 赤ん坊が死んでいる絵だった。 それからアスカの様子がまずおかしくなっていくのであった。 そして影が漂い始めるのだった…

伊丹十三製作総指揮・出演、黒沢清監督、伊丹プロ作品のホラーです。 
何故かDVD化にならないんですよね。 これはビデオで視聴しました。 20年以上前のホラーですが、要所のSFXは結構リアルですね。
SFX総指揮にディック・スミスが参加して、メイク・アップ・アーティストとしてさまざまな作品に参加しており、その辺も上手くいかされていますね。 
伊丹十三も後半出てきて壮絶に死んでいきますが、これがこの作品のハイライトとなっています。 
今は亡き山城新伍が2枚目役のお父さんというところが時代を感じさせますね。 この時代ではそこそこ設定、映像ともよかったのではと思える作品でした。

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問題の屋敷に着いた5人

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中に入り各々の落ち着き着き場所を見つけた

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しかしある塚を壊した後から

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犠牲者が

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ここは呪われた屋敷だった

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