anttiorbの映画、映像の世界

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エクスペリメント

2010年作品、ポール・T・シュアリング監督、エイドリアン・ブロディフォレスト・ウィテカー出演。

あらゆる動物、もちろん人間も争いというものを避けて通れない。 
施設で働いていたトラヴィスエイドリアン・ブロディ)は、予算削減という体のいい理由で、一時解雇されてしまった。 たまたま参加した反戦デモでちょっとした争いに遭遇する。
そこでベイ(マギー・グレイス)に出会った。 彼女とは話が合った。 インドに行きたいという彼女だが、失業したばかりのトラヴィスは金が無い。 しかし日当1000ドルという高額のバイトが広告に出ていた。 14日間の期間のバイトだった。
説明会では、『安全だが、人権を侵害する可能性がある』という。 トラヴィスは選考を受け、24人の男ばかりの被験者の1人に選ばれる。
人当たりの良いバリス(フォレスト・ウィテカー)と話すようになった。 面接官にいろいろ質問をされるが内容は言ってくれない。 正直に答えたトラヴィスは合格した。他の合格者は、弱気で冴えないグラフィック・ノベルライターのベンジー(イーサン・コーン)、女好きのチェイス(キャム・ギガンデット)、元受刑者という過去を隠しているニックス(クリフトン・コリンズ・Jr)など。
バスである施設に連れて行かれる。 そこは刑務所だった。 24人が看守と囚人に分かれて14日間過ごすのだった。 絶えずカメラで監視されていて、暴力をふるうなど禁止事項を犯したら、全員に対し報酬はキャンセルとなる。 共同責任なのである。
仲の良かったバリスは看守、トラヴィスは囚人側だった。 初めはお互い役割は違うが、なんとか14日を乗り切って報酬をもらおうと言い合うのだったが、支配するものと、されるものに分かれたグループは、だんだんと変わっていってしまうのだった…

主演のエイドリアン・ブロディは 「戦場のピアニスト」 で実在したピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンを演じ、29歳という史上最年少でアカデミー主演男優賞を獲得した程ですので、いろんな役をうまくこなす役者ですね。
この作品でも素晴らしい演技でした。
また初めは仲のいい相棒で後に豹変するフォレスト・ウィテカーが対局でこれまたいつもの彼とは違う役を演じこの映画を盛り上げています。
疑似社会の中で、色々勘違いする中で人間の本来持っている醜い部分が浮き上がり、それを冷酷にウォッチする企業の冷たさが現れている作品ですね。
心理学実験の一つですが、隔離された環境の中では人間はえてしてこうなるモノでしょう。 ただ、犠牲者が出たところで中止しない残酷さはちょっとしたホラー要素も入っていますね。
これはもともとドイツ作品でアメリカでリメイクされたとのことで、元の作品は見ていません。 私は結構好きな作品になりました。

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囚人と看守に分かれた合格者たち

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囚人側のトラヴィス

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看守側のバリス






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危害は加えないはずなのだが



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バリスまで人間が変わっていく

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