ホームレスの3人組、元競輪選手のギンちゃん(江守)、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん(梅垣)、そして家出少女のミユキ(岡本)はクリスマスの夜、教会で寒さをしのいでいたが、その後ねぐらに帰る途中ゴミ捨て場でちょっとした喧嘩になった。
しかし、そこに聞こえてきたのは赤ん坊の泣き声だった。
ハナちゃんは勝手にその捨て子に清子と名付け、自分たちの子としてしまう。
清子とはクリスマスの 「清しこの夜」 からとったとのこと。 ギンとミユキは警察に届けようというが、ハナは手放そうとしない。
仕方なく今夜だけということで3人はこの子の面倒を見ることにする。
寝床でミルクを飲まし、一眠りしている間にハナが一人で子供を連れて出て行ってしまった。 そして3人はこの子の親を探そうと決めるのだったが、そう簡単に事は運ばなかった…
子供を育てること等不可能な、ホームレスの3人が、捨て子?を拾ったところから、さまざまな人生を振り返り、見つめなおしていく物語です。
勝手気ままに生きていた3人がだんだん次の人生に目を向け始めるところが、よくできていますが、その要所要所に赤ん坊 「清子」 が不思議な縁を結びつけてくれます。
世間はホワイトクリスマスですが、そんなことは関係ない3人が最後は必死に子供を守ろうとするところがちょっといじらしく面白いですね。 赤ん坊を核にしてまわりの大人が奮闘するパターンですが、洋画に多い設定をアニメで、東京を舞台にしたちょっと季節外れの作品の鑑賞でした。

喧嘩していた3人が見つけた

一番喜んだのは花だった

この子をどうしよう?

そして3人は

親見つけに走るが
