anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

真夜中のゆりかご


刑事のアンドレアス(ニコライ・コスター=ワルドー)は、通報を受け同僚シモン(ウルリク・トムセン)とともに乗り込んだある一室で、薬物依存に陥った男女と育児放棄された赤子の衝撃的な姿を目にする。そこにいたトリスタン (ニコライ・リー・コース)は以前彼が逮捕した男で、アンドレアスは全くトリスタンを信用していなかった。
部屋に入ると、自分のした糞尿で体中まみれている赤ん坊が泣いていた。 すぐさま彼は抱き上げ体を洗う。 一緒にいた女・サネ(リッケ・メイ・アンデルセン)は赤ん坊を返してと弱々しく言うが、彼は女に赤ん坊をなかなか渡さなかった、渡したくなかった。 そして二人をすぐに連行して薬物検査をする。
アンドレアスは湖畔の家で妻のアナ(マリア・ボネヴィー)や生まれたての息子とともに暮らし、幸せを感じていた。 彼の子供と同じくらいのその赤ん坊を見ていられなかったのだろう。
二人の子供のアレクサンダーは、夜泣きをする。 子育てで、アナがが疲れているだろうと、彼は車に乗せてあやしに行く。 車に乗せるとスーッと寝てしまうからだった。
普段は優しい妻なのだが、突然キレたように叫ぶことがある。 その時も優しく抱きしめるとすぐに落ち着くのだが。
トリスタンとサネは釈放された。 今回は薬物反応が出なかったし、虐待というまでには至らなかったからだったが、アンドレアスは納得がいかなかった。
息子のアレクサンダーの夜泣きは、毎日続いていた。 今夜はアナが外にベビーカーで連れて行った。
同僚のシモンは、一人暮らし、家庭が上手く行かず、荒れた生活の一人暮らしだった。 たまに酒場でトラブルを起こすこともあり、そんな時はアンドレアスが彼を迎えに行く。
そんなアンドレアスとアナの夫婦に、悲劇が起きる。 いつも夜泣きをするアレクサンダーが息をしていない。 アンドレアスが必死に人工呼吸をするが、もう赤ん坊は亡くなっていた。 すぐに救急車を呼ぼうとするが、アナは子供と引き離したら自殺をすると叫ぶ。
通報を止め、彼はアナに睡眠薬を飲まし、ある行動に出るのだった…

冒頭の、糞尿まみれの赤ん坊がまずショッキングなんですね。 育児放棄というか、このどうしようもない二人の所にいればほどなく赤ん坊は死んでしまうんでしょう。 
トリスタンはどうしようもない男で、SEXと薬しか眼中にない。 はっきり言ってどうしようもない男で、親として全く資格のない男です。 そんなトリスタンに支配されているサネ、しかしほんのわずか母性を感じるところがあります。
一方対照的な3人の幸せを感じるアンドレアスとアナですが、こちらの赤ん坊が死んでしまうんですね。 でもアナの不安定さが実は冒頭から描かれているんですね。
この後アンドレアスの取った行動が悲劇をどんどん加速させていくんですが、彼に同情を禁じ得ませんね。 しかしやってはいけないことはダメなんですね。
ニコライ・コスター=ワルドーは今話題のドラマに出演しているそうですが、なかなかいい男で、主役が増えていくんではないでしょうか? 
デンマーク作品ですが、ちょっと推理物の面もあり、なかなか切ないんですが面白い作品でした。 母親になって強くなる人もあり、そうでない人もいる、考えさせられますね。(G)

イメージ 1
幸せな3人

イメージ 2
でも夜泣きをするのでその都度外へ

イメージ 3
どうしようもない二人のトリスタンとサネ

イメージ 4
酒場で荒れるシモンを助けに行くアンドレアス

イメージ 5
しかし息子の死に苦悩するアンドレアス

イメージ 6