anttiorbの映画、映像の世界

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健さん

9/8と9/10にNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で高倉健特集をやっていました。 ご覧になった方も多いと思います。 私もついこの前久しぶりにスクリーンで健さんを観たばかりだったので、思わず録画して観入ってしまいました。
あまり普段取材を受けないイメージが強い方と聞いていましたので、これは貴重な番組だと思い保存しようと思っています。
たまにはNHKも粋な映像を撮りますね。 9/8の分は今公開中の「あなたへ」の撮影現場にカメラを持ち込んだ取材がメーンでした。 1シーン1シーンを気持ちを込めた演技には神々しささえも感じられ、改めてすごい俳優さんだなあ、と思いました。
私が子供のころの健さんは 「死んでもらいます。」 のセリフで有名な任侠映画の大スターでした。
私の母も大ファンで、もしかしたら映画館にも足を運んでいたのかもしれません。 もちろん私は興味もなく、どちらかというと怖い人のイメージが強かったです。
今回の特集でも語られていましたが、東映に所属しながら、他社の映画にも出演していたのは、やはり健さんのネームバリューが強いのと、さすがに縛り付けることも映画会社としてもできなかったんでしょうね。
でも所属しているとやはりその会社の方針に従わなくてはならず、1976年フリーになったところから自分で納得のいく作品に出演すると言う方向に転換したそうです。

気がつくと私の観ている健さんの映画はほぼこれ以降の作品であり、その都度主演では無くても強烈な存在感を出しています。
私が好きな健さんの作品で3本上げるとすれば、「幸せの黄色いハンカチ」 「鉄道員」 「野性の証明」ですかね。
もちろんこれ以外のも、あれも良かったという作品ばかりなのは言うまでもありません。 
特集でハッとさせられたところがありました。「気持は、映る」という健さんの言葉です。 映画というのは極端に言うと虚構です。 でもそこにいる人になりきらないと、その人の気持ちになりきらないと、キラッと光らないと言うんです。
健さん曰く、それが感受性だそうです。 そしてその感性を自分は大切にしている。これは身に沁みました。 これは俳優としてだけではなく、日本人としての生き方に通じる物があるなあと思いました。
最近の健さんは若い俳優さん、スタッフによく話しかけるそうです。 今年で81歳になり、これからもうたくさんの映画には出れないであろう自分の、今まで培ったものを、若い人に残したい、その為に6年ぶりに映画に出られたのかな? この特集の取材を受けられたのかな? 強烈にそんなメッセージが伝わってきました。
ただこんな特集を受けると何かもう健さんの作品が見られないんではないかという気になり、ちょっと怖い感じも受けましたが、最後にまだまだ映画に出たいねと言ってくれたことにちょっとホッとしました。
今回「あなたへ」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6847055.html を観に行って良かったです。 そして過去の健さんの作品をできる限り観ていこうかなと思っています。
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