蒸気機関車に乗ってやってくるのは水田一家、父は仙吉(板東英二)妻はたみ(冨司純子)、娘はさと子(富田靖子)。 一家は東京に転勤から戻ってきたのだったが、門倉が彼らのために必死に掃除していたのだった。 しかし門倉は掃除が終わるとさっさと帰ってしまった。 家は掃除だけでなく花を活けたり心遣いがしてあった。
門倉の妻・君子(宮本信子)は、水田家に行って来いというが、何故か素直に水田家に行き渋っている。 夜になってようやく顔を出す門倉に家族一同大歓迎する。「ラジオを置き忘れた」 という口実で来た門倉は、実はたみが好きなのだった。 門倉は普通は金に羽振りを効かせて女遊びが派手だったが、水田家に対しては誠実だった。
親友である二人だが、性格は正反対、家庭環境も違うが、なぜか二人は言いたいことを言い合える仲だった。 君子はそんな両家の付き合いの中で、一人浮いていた。
そんな君子は水田の娘のさと子に見合いの話を持ってくるのだった。 そして見合いの日を迎えた。 これが後々水田家に一波立たせる原因となるのだった…
23年前というと健さんは60近いですが、ものすごく若いですね。 この辺りはもう健さんは怖い凄味の役ではなく人情味あふれる幅の広い役をこなしています。 健さんのあまり見せない役のような感じが私はしました。
水田一家に世話を焼く門倉
お互い言い合える中なのだが
娘の件で・・・