anttiorbの映画、映像の世界

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デイライト


NYのマンハッタン島とニュージャージーを結ぶ海底トンネルは様々な人が毎日行き交う。 その人たちにまたそれぞれの人生がある。
マデリーン・トンプソン(エイミー・ブレネマン)は失恋しただけでなく、執筆のスランプ状態から自暴自棄になり、街を出るためトンネルを通ろうとしていた。
ロイ・ノード(ヴィゴ・モーテンセン)は大手スニーカーメーカー・テレトリービヨンド社の社長。 勝負師で自信家。 重役と企画会議の後、渋滞を避けるためトンネルを利用していた。
つまらない罪でパクられた護送車に乗り少年院に移送される途中のヴィンセント(セイジ・スタローン)、ラトーニャ(トリナ・マクギー=デイヴィス)、ミッキー(レスリー・サンチャゴ)、カディーム(マルセロ・セドフォード)。 彼らもトンネルに向かっている。
愛犬を息子代わりに可愛がっている、トリリング夫妻・ロジャー(コリン・フォックス)とエレノア(クレア・ブルーム)の老夫婦、家族旅行の途中だったスティーヴン(ジェイ・O・サンダース)とサラ(カレン・ヤング)と娘のアシュレイ(ダニエル・アンドレア・ハリス)。 そんな彼らを巻き込む重大事故が起ころうとしていた。
夕刻のラッシュアワー時に宝石強盗をして逃走中の暴走車がトンネルに突入したが、無謀でお粗末な運転で案の定クラッシュし、危険な産業廃棄物を運搬中の車も巻き込まれて大爆発が発生。
トンネルの出口は塞がれ、数百人の人々が中に閉じ込められた。 偶然、現場付近に居合わせたタクシー運転手で元EMSのチーフだった男、キキット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)は目の前での事故に呆然とするが、すぐにレスキューの手伝いを始める。
しかしトンネル内への救助に向かおうとするが、彼は以前、任務中に部下を含む3人の人間を死なせた過去があり、それ以来自責の念にとらわれ続けていた。
しかし生存者がいることが、一緒に巻き込まれた交通局の警備員ジョージ(スタン・ショウ)の連絡で分かり、彼は決死の覚悟で崩落の危険があり、酸素が3時間しか持たない地獄のようなトンネル内に入っていくのだった・・・・

どこかで見たような映画だなぁ、って感じですね。 スタローンを起用しているので予算取りも結構しているし、脱出までの設定、人間模様もしっかりしているし、最後の達成感もいいんですね。
ただこれは “トンネル版・ポセイドン・アドベンチャー”ですね。 
監督のロブ・コーエンは 「ポセイドン・アドベンチャー」 に参加していたらしく、こんな映画を撮りたかったんでしょうね。 ただ出来はいいですよ。
悪い方で有名な、ラトゥーラ(スタローン)に対してだんだん信頼していき、最後は団結していく人たちの姿が、いかにもアメリカ映画の良さ?を醸し出しています。
まあこういう作品につきもので、わがままな奴、ひねくれている奴はだんだんいなくなっていき、途中で改心する奴は生き残ります。 そして悲しい別れがありその辺はちゃんとしていますね。 まあスタローンの世界でした。

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過去を引きずりながら救出に向かうラトゥーラ

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取り残された人たち

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彼らの脱出劇が始まる

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両方向をふさがれ

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外に出るために

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