anttiorbの映画、映像の世界

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リベンジ・マッチ


ピッツバーグのボクシング界でしのぎを削っていたヘンリー・“レイザー”・シャープ(シルヴェスター・スタローン)  とビリー・“ザ・キッド”・マクドネン(ロバート・デ・ニーロ)は、あまりにも激しく互いへのライバル心を燃やし、ついには全米から注目を集めた。  過去2戦は1勝1敗。1983年、いよいよ雌雄を決する3戦目の前夜、レイザーは何の説明もなしに突如引退。 両者ともにこのことが心残りとなっていた。
二人の対決から30年がたった。 30周年という事で、二人がいろんなテレビでもてはやされる特集が組まれていくが、牽制しあっても過去のことになっていた。 
レイザーはピッツバーグの造船所で今も現役で働いているが、独身男で、ある意味気楽だった。 一方、キッドはバーを経営していて、金には不自由していなかった。
ボクシングのプロモーター、ダンテ・スレートJr.(ケヴィン・ハート)は、二人に昔の再現で、ゲームを作らないかと話を持ってくる。 キッドは遊び半分で引き受けるが、レイザーは実は金銭的に問題を抱えていた。
それは長年付き合っていた老トレーナー・ルイス・ライトニング・コンロン(アラン・アーキン)が困窮していて、養護ホームの費用を払えなくなっているのだった。 仕方なく彼はライトニングを自分の家に引き取るのだが、レイザーも決して楽ではない。 そのタイミングで来た美味しい話に、レイザーは乗るのだった。
しかし撮影の時、いさかいが起きてしまい、二人の遺恨が再燃し、大げんかに発展してしまう。 もちろんゲームの話は流れ、機材も壊してしまう。 しかしダンテは、その映像をyou tubeで流すことによりあるヒントを思いつくのだった。 それは30年ぶりの二人の戦いだった…

これは、基本コメディなんですね。 スタローンは 「ロッキー」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13743005.html シリーズがあるので、何の違和感もありませんが、デ・ニーロは大丈夫なのか? というのが気がかりでした(^^)
もちろん、まともな戦いではありませんが、明らかに体の作りが違いますね。 でもそれはいまだに肉体労働をしているレイザーと、気ままな老後の暮らしをしているキッドとの対比に上手くなっていて、ちゃんとそれも画かれているんですね。
どうしてレーザーは一方的に30年前消えてしまったのか? そして二人の間には女性の存在があったことがだんだんわかってきます。 キム・ベイシンガーが演じていますが、意外に罪な女でしたが(^^)
この作品を見ると、コメディ版のロッキーに見えてしまいますね。 そして、スタローンももう一回ロッキーをやりたいのではと勘ぐってしまうんですが、それは、昨年末「クリードhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13757799.html で奇しくも実現してしまいましたね。
二人にお疲れさまでしたと言いたくなる作品です。

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本当にやることになってしまう二人

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ダンテはこれで儲けようと画策する

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しかしキッドはすっかり鈍ってしまっている

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レイザーは、いまだ労働者なのでそれなりに

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そして二人の遺恨はここにあった

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