anttiorbの映画、映像の世界

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塀の中のプレイボール

1987年作品、鈴木則文監督、草刈正雄主演。

競馬場でごっそり儲ける男がいた。 水田順一(草刈)は前科11犯。 今回は競馬法違反、傷害罪で刑務所に戻ってきた。
ここにも個性的な面々が入っている。 雑居房には顔なじみの老窃盗犯・小山忠(下元勉)ほか、スリの三原良太(ガッツ石松)、人相違反の中島達(森山潤久)、学生くずれの山根勉(黒田アーサー)、素性のわからない山本英夫伊武雅刀)、東京オリンピックの年から入ったままのオトウこと大野浩(長門勇)。
仲間と制約の中の生活をしている彼らの楽しみはソフトボール。 少ない時間で行うので、特別ルールでやっている。
本当は野球をしたいのだが、彼らが密かにやりたいのは看守チームとの戦い。 自分たちを懲罰チームと言い、官懲試合を復活させたいのだった。
昔この試合が行われ、懲罰チームが大勝したことがあり、それ以来行われていない。 そしてこの面々の中にとんでもない男がいたのだった。
それは今まで素性のわからなかった男・山本だった。 果たして彼の過去とは?・・・

今回の主役は水田役の草刈正雄。 このあたりから彼は2枚目役からの脱皮を図ろうとするころかもしれませんね。
やくざではないですが刑務所暮らしの長さからそれなりの凄みのある役です。
今は幅広く悪役もやっている草刈ですが、このときはまだちょっと違和感があったのかもしれませんね。
また今回も脇役が良いですね。 そしてまた阪神から川藤が出ています。 そして安部譲二が本人役で登場。
確かこのシリーズはここで映画化は終わりですが、のんびりと昼に地上波の映画枠があれば、気軽に放送しても良いのではないでしょうか?
まあ最近の放送業界の自主規制の異常さからはできないでしょうがね。
ちょっと不満たらたら言いたいところです。 自主規制のし過ぎでどれだけの作品が放送できないのか!なんてね。

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