塀の中の懲りない面々

1987年作品、森崎東監督、藤竜也主演。

刑務所の中の入浴は、しっかり決まった時間、決まったルールのもとに行われる。安部直也（藤）は前科13犯。　この刑務所には常連？の面々がいる。

国公立の場所でしか仕事をしない老懲の忠さんこと小山忠造（花沢徳衛）、紙喰いのメエこと山崎明（川谷拓三）、看守たちにチクる岩崎源吉（なべおさみ）、色白の二枚目、松沢英二（上杉祥三）、脱獄の日に備えて毎日ランニングをする革命の闘士、城山勉（柳葉敏郎）などなど。

安部には別れた妻・待子（小柳ルミ子）がいる。　しかし別れたとはいえ今だに愛し合っていると安部は思っているが、刑務所の中ではそれも解らない。

そして安部の天敵に看守長の通称鬼熊こと熊井（山城新伍）がいる。　安部は刑務所内で一目置かれていることに、鬼熊は面白くないと感じてもいたのだ。

こんな面子の中で起こる塀の中ではのさまざまな出来事・・・

ご存知安部譲二原作の映画です。　話題作でヒットしたのですが、見る機会はありませんでした。　もう25年前なんですね。

まあ今だから見れる作品かもしれません。

自伝的作品ということですが、藤竜也はちょっとかっこよすぎるのではないかと思います。　

結構今は亡き俳優が多く出ていて、それぞれ個性的な演技が見れるところは良いですね。　若き日のギバちゃんや、結構若い元阪神の江夏豊、その中でやっぱりいい味を出しているのは植木等ですね。

そういうところだけを見ているだけでも満足な作品でした。　この作品はＤＶＤになっていないみたいですがちょっと不思議ですね。　ただいまではＤＶＤ化しづらい作品ではありますね。

怖そうな面々

様々な輩がここに入る

風呂の時間

運動会もある

相部屋で