2024年作品、内山拓也監督、磯村勇斗 岸井ゆきの 福山翔大 染谷将太 伊島空 長井短 東龍之介 松田航輝 尾上寛之 カトウシンスケ ファビオ・ハラダ 大鷹明良 滝藤賢一 豊原功補 霧島れいか出演。
風間彩人(磯村勇斗)は、亡くなった父(豊原功補)の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。 彩人の弟・壮平(福山翔大)も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。 息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人の日向(岸井ゆきの)との小さな幸せを掴みたいと考えている。 しかし、彩人の親友の大和(染谷将太)の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は、思いもよらない暴力によって奪われてしまう。
監督は内山拓也、「佐々木、イン、マイマイン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/07/060000 は快作でしたね。
磯村優斗は、「正欲」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/17/060000 に出演でした。
岸井ゆきのは、「ケイコ 目を澄ませて」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/01/23/060000 では画期的な役でした。
福山翔大は、「スパイスより愛を込めて。」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/06/07/060000 に出演でした。
監督の前作が大胆でアクロバットな作品でしたので、今作は一転して暗いお話でしたね。
精神を壊してしまった母の面倒を見る主人公の彩人、そして格闘技で頂点を目指す弟、そんな彩人のことを看護師をしながらフォローする恋人の日向。 しかしなんか破滅的な匂いを感じる展開でしたね。
警察の横暴も描かれていますが、彩人はもう少しなんとかならなかったのか? 焦りと共に、父のことを断ち切れなかった、心身ともに大きな疲労のため、毎日を生きるのが精一杯だったんでしょう。 しかしあそこまで行ってしまった母親も不憫でした。
そして最後の壮平の試合はフルで描かれていましたね。 空手が特技とプロフィールにありますが、結構頑張って総合をしていました。