2020年作品、内山拓也監督、藤原季節 細川岳 萩原みのり 遊屋慎太郎 森優作 小西桜子出演。
俳優を志して上京した三谷悠二(藤原季節)は、鳴かず飛ばずの日々を送り、既に27歳という年齢を迎えていた。 別れた彼女のユキ(萩原みのり)との同棲生活は今もだらだらと続き、終わりを受け入れられないまま。
そんなある日、高校の同級生・多田(遊屋慎太郎)と再会。 在学当時、彼らの中で絶対的な存在だった佐々木(細川岳)に話が及ぶと、悠二の中で、当時の記憶が蘇ってくる。
やがて後輩に誘われ、ある舞台に出演する事に。 稽古が進むにつれ、次第にその内容が過去と現在にリンクし始め、悠二の日常を急加速させていく。 その矢先、数年ぶりに佐々木から電話の着信が入り、悠二の脳内で“佐々木コール”が鳴り響く……。
これは邦画で秀作ですね。
監督は内山拓也、初めて作品を見る監督でした。
主演は藤原季節、「his」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/20/060000 を記事にしています。
細川岳は、今作では脚本参加もしていますし、監督の作品に他にも出演しているようですね。
物語は高校を卒業してもう10年になろうとしている悠二、同棲していうるユキとはもう別れていますが、まだ一緒に住んでいました。 役者の方はなかなかうまくいっているとは言えませんが、後輩の売れてきている須藤から、ある舞台に誘われていた。
しかしなかなか踏ん切りのつかない悠二は、バイト先で高校時代つるんでいた多田と再会する。 そこで痛烈なことを言われ、居酒屋で喧嘩までしています。 その話の中で、佐々木の話が出る。 そう4人でつるんでいた時の一人の佐々木、悠二が一番仲が良かったが、一際目立つ存在だった佐々木。 そして高校時代の思い出が蘇ってくる。
今作は、この佐々木の存在が、本当にすごいんですね。 腕っ節は強くなく、絵を描くのが好き。 父子家庭ですが、滅多に帰ってこない父。 彼の私生活は孤独のようですが、そんな素振りは一切見せず、佐々木コールが起こると全裸になるという破天荒な一面がありました。
そんな佐々木がどうなったのか? そしてどうなっていくのか? 先が読めない面白い作品、衝撃のラストはちょっと意外でしたね。
後輩に誘われ、演劇に
ユキとは別れているが
高校時代いつもいた4人
佐々木はコールが起きると全裸に
悠二とは一番のなかだった
そしてたまに帰ってくる父
そして初めて声をかけた女性