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レッドクリフ PartII 未来への最終決戦

2009年作品、ジョン・ウー監督、トニー・レオン 金城武 チャン・フォンイー チャン・チェン ヴィッキー・チャオ フー・ジュン 中村獅童 リン・チーリン ユウ・ヨン ホウ・ヨン トン・ダーウェイ ソン・ジア バーサンジャプ ザン・ジンシェン チャン・サン出演。

西暦208年の中国。天下統一を目論む後漢の丞相・曹操(チャン・フォーイン)は、蜀の劉備(ヨウ・ヨン)、呉の孫権チャン・チェン)の連合軍と戦った。 圧倒的な兵力を持ちながら敗退した曹操軍は、連合軍5万の拠点である長江の赤壁の対岸に、80万の大陣営を設置した。
孫権の妹・尚香(ヴィッキー・チャオ)は兵士に化けて曹操軍に加わり、伝書鳩を使って孔明金城武)に情報を送っていた。 曹操軍に疫病が広がっている事を知り、奇襲の好機と進言する孔明。 だが、呉の周瑜トニー・レオン)は堂々と攻める作戦を選んだ。
疫病で死んだ兵士たちの死体を筏に積んで、連合軍側ヘ流す曹操。 連合軍にも疫病が発生し、劉備は自軍を赤壁から撤退させた。 取り残された呉軍と共に留まった孔明は、草を載せた舟を曹操軍に射らせて10万本の矢を調達した。
周瑜の幼馴染として、降伏を説きに来る曹操軍の将幹(シー・シャオホン)。 周瑜は逆に、曹操軍に裏切り者がいると将幹に思い込ませ、張允(ジャ・ホンウェイ)ら水上戦に長けた2将軍を殺させることに成功した。
総攻撃を決定する曹操軍。西南の風を利用して赤壁を火攻めにするために、軍船に硫黄が積まれた。 曹操軍から脱出し、呉軍に敵の布陣を報告する尚香。 孔明は気象の知識によって真夜中に風向きが変わることを予見した。 真夜中まで曹操軍が動かなければ、逆に呉軍が敵船を火攻めに出来る。 それを聞いて、密かに単身で曹操軍に向かう周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)。 かねてから曹操に狙われていた美女の小喬は、和平の交渉と見せかけて曹操の出陣を遅らせた。

ヴィッキー・チャオは、「最愛の子」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14254546 は秀作でしたね。
フー・ジュンは、「おじいちゃんはデブゴン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14950524 に出演でした。
中村獅童は、「怪物の木こり」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/04/060000 に出演でした。
リン・チーリンは、「西遊記 女人国の戦い」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15843443 に出演でした。

さて後編ですね。ここでは相手の矢を奪い取る“草船借箭の計“、そして赤壁の戦いへとつながっていきます。
今作では、諸葛江孔明は普通に重要な役割ですが、劉備はあまり前に出て来ないんですね。 蜀と呉の同盟で、両国の軍師と、結構重要な役どころで孫権の妹の尚香が活躍するんですね。 ちょっとした淡い恋心も描かれ、当時バリバリだったヴィッキー・チャオが可愛いですね。
ただ、重要な監督のメッセージなのか、戦争シーンは結構エグいんですね。 近代戦とは違う、肉弾戦、さらに火と水、そして鉄を使った戦いに、やはり人間の命の軽さを戦争というものは、いかに酷いのかを描いている感じがしました。