anttiorbの映画、映像の世界

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人間の境界

2023年作品、アグニエシュカ・ホランド監督、ジャラル・アルタウィル マヤ・オスタシェフスカ ベヒ・ジャナティ・アタイ アガタ・クレシャ ピョートル・ストラモフスキー ヤシュミナ・ポラック トマシュ・ブウォソク出演。

EUに混乱をもたらす目的で大勢の難民を“人間兵器”として無責任にポーランド国境に送り込むベラルーシ政府と、彼らの受け入れを拒否し、強制的に送り返すポーランド政府、そんな両国の対立に翻弄され、死の危機に直面する難民たちの過酷な運命を、祖国を逃れ安全を求めてEUを目指す難民家族や、彼らを追い返す国境警備隊の青年、さらには難民支援活動家など、立場の異なるそれぞれの視点から描き出していく。

幼い子どもを連れたシリア人家族が、「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じて祖国を脱出する。 しかし、亡命を求め国境の森までたどり着くと、武装した国境警備隊が待ち受けていた……。

監督はアグニエシュカ・ホランド、「ソハの地下水道」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13505273 「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/03/20/180000 を記事にしています。
ユリア役のマヤ・オスタシェフスカは、「君はひとりじゃない」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15052282 に出演でした。
ベヒ・ジャナティ・アタイは、「バハールの涙」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15855538 に出演でした。

この作品は町山氏が紹介していた作品であり、多くの映画祭で賞と取っている作品でもあります。 ただでさえ監督の作品は心を抉られるような作品が多いですが、今作も色々泣かされる作品でもありました。
ポーランドとバラルーシの卑怯なやり方に憤り、少年の死のところでの無償な悔しさに、難民支援活動家の献身的な活動に、いろんな涙が込み上げてきますが、最後の少年たちの国境を超えた交流に対する感動が、ちょっと希望が見えた涙でした。
ただ、この両国の卑怯な手段は、なんか日本でも形を変えて同じことをしている気がしましたが。